2015.08.27 | ニュース

コレステロール、糖尿病、高血圧、肥満、喫煙が撲滅されると病気はどれぐらい減るのか?

アメリカの調査データから推計
from Annals of internal medicine
コレステロール、糖尿病、高血圧、肥満、喫煙が撲滅されると病気はどれぐらい減るのか?の写真
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糖尿病や高血圧などがあると心筋梗塞や脳卒中が起こりやすいとされ、予防のために生活改善や薬の治療が勧められますが、その効果はどの程度期待できるのでしょうか。アメリカの統計をもとにした推計が行われました。

◆調査データから推計

研究班は、過去の研究で報告されたデータをもとに、糖尿病などの要因があるとき、心血管疾患心筋梗塞脳卒中など)による死亡率がどの程度増加するのかを見積もりました。

その効果を、2009年から2010年にかけて行われたアメリカの全国的健康調査の結果に当てはめて、要因の改善によって心血管疾患による死亡をどの程度防げるかを計算しました。

 

◆リスク要因が完全になくなると心血管死亡率が半分に

次の結果が得られました。

2009年から2010年に対して、高コレステロール値、糖尿病、高血圧、肥満、喫煙を完全に排除することと関連する、心血管死亡率の予防可能な割合は男性で54.0%、女性で49.6%だった。

高コレステロール値、糖尿病、高血圧、肥満、喫煙が完全になくなった場合を計算すると、心血管疾患による死亡率は男女ともおよそ1/2になるという結果でした。

 

ここで挙がった要因のどれかひとつにでも当てはまる方には、その状態を脱するためにどのような努力が必要かが実感できるかもしれません。

全人口が5項目すべてをクリアすると心血管疾患による死亡率が半分になる、言い換えればもとの半分は心血管疾患による死亡の危険が残っているという推計ですが、この効果は大きいでしょうか、小さいでしょうか?

執筆者

大脇 幸志郎

参考文献

Cardiovascular Mortality Associated With 5 Leading Risk Factors: National and State Preventable Fractions Estimated From Survey Data.

Ann Intern Med. 2015 Aug 18

[PMID: 26121190]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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