2015.08.18 | ニュース

変形性膝関節症が悪くなりやすいのはどんなとき?

30件のシステマティックレビュー
from Arthritis research & therapy
変形性膝関節症が悪くなりやすいのはどんなとき?の写真
(C) Clemens Schüßler - Fotolia.com

変形性膝関節症では、痛みをともないながら徐々に関節の破壊が進み、重症になると手術が必要になります。進行しやすい人の特徴を調べたこれまでの研究を検証した結果、関連のある要因が挙げられました。

◆過去の研究を検証

研究班は、これまでの研究を検索し、変形性膝関節症の進行を予測する情報について調べたものを集めて比較検証しました。

 

◆年齢ほかの要因と関連

次の結果が得られました。

ベストエビデンス統合によって、年齢、人種、BMI合併症の数、MRIで検出された膝蓋骨下の滑膜炎、関節滲出液、ベースラインでの変形性関節症の重症度(画像的、臨床的ともに)が臨床的変形性膝関節症の進行と関連するという強いエビデンスが示された。

見つかった研究のうち、質が高いと見られたものの結果から、

  • 高齢
  • BMI(体重÷身長の2乗)が大きい
  • ほかにも病気がある
  • MRIで膝関節の中に滑膜炎が見える
  • 関節滲出液がある(膝に水が溜まっている)

などの要因があるとき、進行しやすいと見られました。

 

変形性膝関節症で関節に起こった変化は、自然に治ることはないと考えられています。将来の症状や生活上の問題を予想しながら治療するうえで、こうした結果が参考になるかもしれません。

執筆者

大脇 幸志郎

参考文献

Prognostic factors for progression of clinical osteoarthritis of the knee: a systematic review of observational studies.

Arthritis Res Ther. 2015 Jun 8

[PMID: 26050740]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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