処方薬
注射用フィルデシン1mg
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注射用フィルデシン1mgの基本情報

注射用フィルデシン1mgの概要

商品名 注射用フィルデシン1mg
一般名 ビンデシン硫酸塩注射用
薬価・規格 3880.0円 (1mg1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
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製造会社 日医工
ブランド 注射用フィルデシン1mg 他
YJコード 4240402D1021
レセプト電算コード 644210059
添付文書PDFファイル

注射用フィルデシン1mgの主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 悪性リンパ腫白血病を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の細胞分裂を停止させ、増殖をおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

注射用フィルデシン1mgの用途

注射用フィルデシン1mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

食欲不振、悪心、嘔吐、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、脱毛、しびれ感、下痢、味覚低下、黄疸

起こる可能性のある重大な副作用

白血球減少、血小板減少、知覚異常、出血、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、SIADH、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、意識障害、消化管出血、間質性肺炎、痙攣、聴覚異常、末梢神経障害、骨髄抑制、汎血球減少、貧血、麻痺性イレウス、腸管麻痺、著しい便秘、腹痛、腹部膨満、腹部弛緩、腸内容物うっ滞、心筋虚血、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、神経麻痺、筋力低下、起立障害、歩行障害、階段昇降障害、手指連動障害、アナフィラキシー、蕁麻疹、呼吸困難、血管浮腫

上記以外の副作用

蛋白尿、倦怠感、脱力感、複視、眩暈、抑うつ、振戦、失神、頭痛、深部腱反射減弱、疼痛、筋痛、顎痛、排尿障害、尿閉、狭心症発作様症状、胸部痛、発汗亢進、不整脈、心電図異常、便秘、口内炎、BUN上昇、クレアチニン上昇、過敏症、発疹、知覚低下、息切れ、気管支痙攣、悪寒、発熱、静脈炎、味覚異常

注射用フィルデシン1mgの用法・用量

  • 〈急性白血病、悪性リンパ腫〉ビンデシン硫酸塩として、通常成人1回3mg(0.06mg/kg)、小児1回0.07~0.1mg/kgを1週間間隔で静脈内に注射する
    • なお、年齢、症状により、適宜増減する
  • 〈肺癌、食道癌〉ビンデシン硫酸塩として、通常成人1回3~4.5mg(0.06~0.09mg/kg)を1週間間隔で静脈内に注射する
    • なお、年齢、症状により、適宜増減する
  • (注射液の調製法)ビンデシン硫酸塩1mg(1バイアル)に、1mg当り1mLの割合で注射用水又は生理食塩液を加えて溶解する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

注射用フィルデシン1mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

注射用フィルデシン1mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
抗悪性腫瘍剤 骨髄抑制等の副作用が増強、心筋梗塞、脳梗塞
マイトマイシンC 息切れ、気管支痙攣
アゾール系抗真菌剤 本剤の筋神経系の副作用が増強
イトラコナゾール 本剤の筋神経系の副作用が増強
フェニトイン 血中濃度が低下し痙攣が増悪

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注射用フィルデシン1mgに関係する解説

微小管阻害薬(ビンカアルカロイド系)

  • 注射用フィルデシン1mgは、微小管阻害薬(ビンカアルカロイド系)に分類される。
  • 微小管阻害薬(ビンカアルカロイド系)とは、細胞分裂に重要な役割を果たす微小管に作用し、分裂を途中で停止させ抗腫瘍効果をあらわす薬。

微小管阻害薬(ビンカアルカロイド系)の代表的な商品名

  • オンコビン
  • ナベルビン、ロゼウス
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