だんせいこうねんきしょうがい
男性更年期障害(LOH症候群)
性欲低下や、倦怠感、ほてりなどを主な症状とする男性の更年期障害
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最終更新: 2023.04.14
男性更年期障害(LOH症候群)の基礎知識
POINT 男性更年期障害(LOH症候群)とは
男性ホルモンの低下が心や体に影響を及ぼした状態です。40代後半から50代前半で発症することが多く、性欲の低下・発汗・ほてり・うつ状態など女性の更年期障害でよく見られる症状が現れます。問診や血液検査(男性ホルモンの値などを調べる)などで診断が行われ、治療には男性ホルモンや抗うつ薬などが用いられます。男性更年期障害が心配な人は、泌尿器科を受診して相談してみてください。また、うつ症状が目立つときは心療内科や精神科での診察を並行することがあります。
男性更年期障害(LOH症候群)について
- 性欲低下や
倦怠感 、ほてりなどを主な症状とする男性の更年期障害男性ホルモン (テストステロン )が年齢とともに低下することによって、様々な症状が生じる- 加齢による男性ホルモンの低下やストレスが原因だと考えられている
- 40-60歳の男性で
発症 することが多い - 以前は「歳のせい」と言われていたが、近年「加齢男性性腺機能低下症候群」と呼ばれ、病気として認識されるようになった
男性更年期障害(LOH症候群)の症状
男性更年期障害(LOH症候群)の検査・診断
問診 票ADAM質問票 、AMS質問票 と呼ばれる質問のセットで症状を確認する
- 血液検査
男性ホルモン の測定や全身の状態の把握のため
- 尿検査
- 男性ホルモンの測定など
男性更年期障害(LOH症候群)の治療法
男性更年期障害(LOH症候群)の経過と病院探しのポイント
男性更年期障害(LOH症候群)が心配な方
男性更年期障害は泌尿器科で診療を受けることができるので、泌尿器科の受診をおすすめします。ただし、男性更年期障害の症状は他の病気でも現れるものがあります。例えば、気分の落ち込みや不眠などはうつ病などの精神面の病気でもよく見られるものです。精神的な落ち込みを中心に詳しく調べてほしい場合には、精神科や心療内科を受診してもよいです。