さぶくりにかくくっしんぐしょうこうぐん
subclinical Cushing症候群(サブクリニカルクッシング症候群)
下垂体前葉のホルモンであるACTHが正常〜高値にもかかわらず、コルチゾールは正常範囲。クッシング病に特徴的な身体所見は認めない
3人の医師がチェック 4回の改訂 最終更新: 2017.06.15

subclinical Cushing症候群(サブクリニカルクッシング症候群)の基礎知識

subclinical Cushing症候群(サブクリニカルクッシング症候群)について

  • 副腎からのコルチゾールが過剰となり、下垂体前葉のホルモンであるACTHは正常〜低値
  • クッシング症候群に特徴的な身体所見は認めない
  • 糖尿病高血圧症脂質異常症、全身性肥満合併しやすい
  • 片側の副腎腫瘍(しこり)や両側性の副腎腫大(腫れ)が原因のことが多い

subclinical Cushing症候群(サブクリニカルクッシング症候群)の症状

  • クッシング症候群に特徴的な身体所見は認めない
    • 満月様顔貌(顔が丸くなる)
    • 中心性肥満(体幹が太る)
    • 野牛肩(バッファローハンプ)
    • 皮膚赤紫色皮膚線条(皮膚に赤紫の線が入る)
    • 近位筋(足の付根や肩など)萎縮による筋力低下
  • 合併症として糖尿病高血圧症脂質異常症が起こることがある
    • 糖尿病に特徴的な症状
      ・口渇、多飲
      頻尿
      ・視野異常
      ・視力低下
      ・手足のしびれ   など

subclinical Cushing症候群(サブクリニカルクッシング症候群)の検査・診断

  • デキサメサゾン抑制試験(1mg)という検査を行う
  • 次にデキサメサゾン抑制試験(8mg)という検査を行う
    • 血中コルチゾール値が1μg/dl以上の時に診断する
  • 腹部CT:副腎腫瘍の有無や大きさを確認する
  • 腎シンチグラフィ:左右どちらの副腎からコルチゾールが過剰に分泌されているかを調べる
  • 夜中のコルチゾールの値を測定したり、その他ホルモン値の測定をすることもある

subclinical Cushing症候群(サブクリニカルクッシング症候群)の治療法

  • 副腎腫瘍が大きい場合や、合併症が複数ある場合は手術が考慮される
  • 糖尿病高血圧症などの合併症が出現した場合は、それらの治療を行う
  • 頻度は少ないが、クッシング症候群に移行する例もある


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