かたいかいよう(うったいせいかいよう)
下腿潰瘍(うっ滞性潰瘍)
下腿(膝から下)に起こる潰瘍で、主に静脈のうっ滞により起こる
4人の医師がチェック 34回の改訂 最終更新: 2018.06.06

下腿潰瘍(うっ滞性潰瘍)の基礎知識

POINT 下腿潰瘍(うっ滞性潰瘍)とは

下肢静脈瘤など足の血管の異常が原因で血液がうっ滞し、くるぶしのまわりなどの皮膚が炎症を起こして潰瘍ができた状態です。最初は皮膚が赤くなり、数週間から数ヶ月単位で暗褐色に変色していき、進行すると皮膚が破れて潰瘍ができます。潰瘍に菌の感染を伴うこともあります。症状としては皮膚の変色や痒みが見られます。潰瘍に感染を伴うと痛みが出てくることもあります。診断は皮膚の見た目から行われます。必要に応じて足の超音波(エコー)検査などが行われることもあります。治療としては弾性ストッキングを着用して足の静脈に血液がうっ滞するのを予防する、皮膚を清潔に保つ、クリームや軟膏を塗るなどします。重症の場合には、他の部位から皮膚を移植する場合などもあります。うっ滞性潰瘍が心配な方や治療したい方は皮膚科を受診してください。

下腿潰瘍(うっ滞性潰瘍)について

下腿潰瘍(うっ滞性潰瘍)の症状

  • 脚、特に膝から下で皮膚がえぐれるような病変潰瘍)ができる
    • 足首からふくらはぎにかけての内側に起こることが多い
    • 足全体がむくんだり変色する
  • 深部静脈血栓症を伴うと、肺塞栓などの危険性もある

下腿潰瘍(うっ滞性潰瘍)の検査・診断

  • 視診により診断する
  • 必要に応じて超音波(エコー)検査などを行う

下腿潰瘍(うっ滞性潰瘍)の治療法

  • 皮膚の治療とあわせて、血行障害の改善及び悪化予防を行う
  • 皮膚の治療
    • 塗り薬:潰瘍の程度や感染の有無によって、塗り薬や抗菌薬、被覆材などを使い分ける
    • 難治性の場合には、他の部位から皮膚を移植することもある
    • 下肢静脈瘤がある場合には、必要に応じてそちらの治療も行う
  • うっ滞性潰瘍の予防方法
    • 立ち仕事や長時間同じ姿勢の仕事を避ける
    • こまめにふくらはぎを動かしたり、ストレッチをしたりする
    • 休憩時間や就寝時は足を高くして休む
    • 弾性ストッキングの着用する など

下腿潰瘍(うっ滞性潰瘍)のタグ

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