じょうみゃくりゅう
下肢静脈瘤
すねやふくらはぎの血管(静脈)が蛇行して、浮き出た状態
9人の医師がチェック 112回の改訂 最終更新: 2017.12.06

下肢静脈瘤の基礎知識

下肢静脈瘤について

  • すねやふくらはぎの血管(静脈)が蛇行して、浮き出た状態
  • 血液の逆流を防ぐ血管内の弁が正しく機能せずに、血液が逆流することで起こる
  • 以下のことが原因で起こる
    • 長時間の立ち仕事
    • 妊娠、出産
    • 遺伝的な体質
  • 女性に多い
    • 加齢に伴い多くなる傾向
    • 立ち仕事の職業で多い
  • 病気は以下の4つに分けられる
    • 伏在静脈瘤:足の表面の太い幹となる血管で起こる
    • 側枝静脈瘤:伏在静脈より枝分かれした血管で起こる
    • 網目状静脈瘤:太さ2~3mmの小さな静脈で起こる、色は青
    • クモの巣状静脈瘤:太さ0.1~1.0mmの細い血管で起こる、色は赤紫
  • 症状が進むと下腿潰瘍を起こす

下肢静脈瘤の症状

  • 血管が目立って見える以外に何も症状のないことが多い
  • 足のだるさ、重さ
  • 足の腫れ
  • 足のかゆみ、痛み
  • 皮膚の色素沈着

下肢静脈瘤の検査・診断

  • 視診、触診:血管のこぶや腫れの有無、脚の上げ下げによる症状の変化を調べる
  • 必要に応じて超音波検査などの画像検査を行う

下肢静脈瘤の治療法

  • 症状が軽度の場合に行う治療
    • 弾性ストッキングの使用
    • 長時間の立ちっぱなしを避ける
    • 足を高くして寝る
  • 症状が強い場合に行う治療
    • 硬化療法:血流を薬物で固めてから圧迫する
    • 血管内レーザー治療:レーザーにて血管を焼きつぶす
    • ストリッピング手術:静脈瘤のある血管を引き抜く

下肢静脈瘤の経過と病院探しのポイント

下肢静脈瘤が心配な方

下肢静脈瘤は下腿の静脈が浮き出て蛇行している状態で、足のだるさや重さ、痒み、痛みといった症状が現れます。症状が進むと、うっ滞性皮膚炎下腿潰瘍を起こします。

ご自身が下肢静脈瘤でないかと心配になった時、何科を受診すればいいか迷われると思います。受診の候補としては皮膚科や外科、循環器外科、心臓血管外科、形成外科が挙げられます。また中には下肢静脈瘤専門のクリニックなどもありますので、そのようなクリニックを探して受診するのも良いと思います。下肢静脈瘤が疑われた場合まず診察が行われ、必要に応じて超音波検査、CT、MRIなどの検査が行われます。

下肢静脈瘤に関連する診療科の病院・クリニックを探す

下肢静脈瘤でお困りの方

下肢静脈瘤の治療としては保存的療法、硬化療法、血管内レーザー治療、手術があります。保存的療法では立つ時間を短くしたり、弾性ストッキングを巻いたりしますが、治療期間が長くなるため、なるべく近くで通いやすい皮膚科や外科などに通院するのが良いでしょう。硬化療法や手術に関しては、行なっている医療機関が限られているため、皮膚科や形成外科、外科で行っているところを紹介してもらうのが良いでしょう。血管内レーザー治療もレーザーが置かれている医療機関に限られます。

重症化して下腿潰瘍になると治療も大変なため、特に保存的療法の場合は弾性ストッキングの着用、長時間の立ちっぱなしを避ける、足を高くして寝るなどを徹底して、定期的に医師の診察を受けることをおすすめします。

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