たかんしょう
多汗症
身体が体温調節に必要とする以上に汗が出てしまう病気
5人の医師がチェック 44回の改訂 最終更新: 2018.11.19

多汗症の基礎知識

POINT 多汗症とは

汗が必要以上に出てしまう病気のことです。多汗症の原因は特別な原因がない場合と病気によって起こる場合があります。多汗症を起こす主な病気は褐色細胞腫や甲状腺機能亢進症なとです。原因となる病気が隠れていないかを調べるために、血液検査や尿検査を行うことがあります。現在のところ確立された治療法はありませんが、症状に合わせて、塗り薬や注射、認知行動療法などが行われます。多汗症について相談したい人は皮膚科を受診してください。

多汗症について

  • 身体が体温調節に必要とする以上に汗が出てしまう病気
  • 以下のように分類されることがある
    • 汗が出る原因で分類
    • 汗が出る理由で分類
      • 温熱性発汗:気温が高い時に起こる
      • 精神性発汗:緊張時に起こる
      • 味覚性発汗:辛みの刺激によって起こる など
    • 汗が出る部位で分類
      • 全身性多汗症:全身に生じる
      • 限局性多汗症:体の一部に生じる

多汗症の症状

  • 身体から汗が出る
    • 限局性多汗症では腋の下、手のひら、足の裏に多量の汗が出ることが多い

多汗症の検査・診断

  • 発汗についての検査
    • ヨード紙検査:汗を吸い取ると青紫色に変色
    • 発汗記録計を用いた発汗量の測定
  • 続発性多汗症の原因となるような疾患がないかも検査を行う
    • 血液検査
    • 尿検査
      • 尿中のカテコールアミン代謝産物を測定することで、褐色細胞腫可能性を調べる

多汗症の治療法

  • 主に以下のような治療が行われるが、確立した治療法はない
    • 外用薬治療:塩化アルミニウム液、塩化ベンザルコニウム液などの使用
    • 水道水イオントフォレーシス療法:汗の出やすい部位を水道水につけて電流を流す治療法
    • ボツリヌス毒素の注射治療
    • 胸腔鏡交感神経遮断術:胸の中にある、発汗を指示する交感神経を切断する
    • 緊張が原因の場合は、認知行動療法を行う
  • 日常生活や社会生活に支障が出る場合があり、周囲のサポートも重要となる

多汗症のタグ

多汗症に関わるからだの部位