たかんしょう
多汗症
身体が体温調節に必要とする以上に汗が出てしまう病気
5人の医師がチェック 42回の改訂 最終更新: 2017.12.06

多汗症の基礎知識

多汗症について

  • 身体が体温調節に必要とする以上に汗が出てしまう病気
  • 以下のように分類されることがある
    • 汗が出る原因で分類
      原発性多汗症:特別な原因が特定されていない
      続発性多汗症:原因となる他の病気などが特定されている
       ・褐色細胞腫甲状腺機能亢進症など
    • 汗が出る理由で分類
      ・温熱性発汗:気温が高い時に起こる
      ・精神性発汗:緊張時に起こる
      ・味覚性発汗:辛みの刺激によって起こる など
    • 汗が出る部位で分類
      ・全身性多汗症:全身に生じる
      ・限局性多汗症:体の一部に生じる

多汗症の症状

  • 身体から汗が出る
    • 限局性多汗症では腋の下、手のひら、足の裏に多量の汗が出ることが多い

多汗症の検査・診断

  • 発汗についての検査
    • ヨード紙検査:汗を吸い取ると青紫色に変色
    • 発汗記録計を用いた発汗量の測定
  • 続発性多汗症の原因となるような疾患がないかも検査を行う
    • 血液検査
      甲状腺機能検査:甲状腺機能亢進症の有無を調べる
      ・カテコールアミンの量を測定し、褐色細胞腫の可能性を調べる
    • 尿検査
      ・尿中のカテコールアミン代謝産物を測定することで、褐色細胞腫可能性を調べる

多汗症の治療法

  • 主に以下のような治療が行われるが、確立した治療法はない
    • 外用薬治療:塩化アルミニウム液、塩化ベンザルコニウム液などの使用
    • 水道水イオントフォレーシス療法:汗の出やすい部位を水道水につけて電流を流す治療法
    • ボツリヌス毒素の注射治療
    • 胸腔鏡交感神経遮断術:胸の中にある、発汗を指示する交感神経を切断する
    • 緊張が原因の場合は、認知行動療法を行う
  • 日常生活や社会生活に支障が出る場合があり、周囲のサポートも重要となる


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多汗症に関わるからだの部位

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