かっしょくさいぼうしゅ
褐色細胞腫
腎臓の上にある副腎やその周りの神経にできる腫瘍。カテコラミンと呼ばれるホルモンを過剰に作り出し、高血圧などの原因となる
10人の医師がチェック 80回の改訂 最終更新: 2017.06.15

褐色細胞腫の基礎知識

褐色細胞腫について

  • 腎臓の上にある副腎やその周りの神経にできる腫瘍
    • 交感神経に働くカテコールアミンと呼ばれるホルモンを腫瘍が過剰に作り出し、二次性高血圧などの原因となる
    • 約10%は腫瘍が多発している
  • 原因の一部は遺伝的要因であると考えられている
  • 患者数は約3000人(平成22年度)とされる
  • 小児慢性特定疾患に指定されており、申請を行えば症状の進行具合によって医療費の補助を受けることができる

褐色細胞腫の症状

  • 腫瘍が作るホルモンの異常で症状が出る
    • 頭痛
    • 高血圧
    • 血糖値の上昇
    • 代謝亢進(だるさなど)
    • 汗が多くなる
    • 体重減少
    • 顔面蒼白
  • まれに起こる症状

褐色細胞腫の検査・診断

  • 血液検査:ホルモンの量などを調べる
  • 尿検査:発作時のホルモンの量などを調べる
  • 画像検査:腫瘍の大きさや位置などを調べる
    • 腹部超音波検査
    • 腹部CT検査
    • 腹部MRI検査
    • シンチグラフィ

褐色細胞腫の治療法

  • 治療は、まずα遮断薬という交感神経を抑える薬を使用
    • α遮断薬によって血圧が下がる
    • 次いでβ遮断薬を併用して脈拍を適切な水準まで抑え、不整脈を抑える
  • 血圧などの状態が落ち着いていれば早期に腫瘍を手術で取り除く
  • 両側の副腎に腫瘍がある場合、手術で両側の副腎を取り出すと副腎皮質ホルモンが不足するため、ステロイド薬(副腎皮質ホルモン製剤)で補う
  • 大半は良性だが、約10%は悪性であり、その場合は化学療法が行われる場合もある
  • 糖尿病脂質異常症合併した場合は、これの治療を行う


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