みゃくらくまくしゅよう
脈絡膜腫瘍
眼の脈絡膜(網膜というカメラのフィルムにあたる部分の裏にある血管の豊富な組織)というところにできた腫瘍
5人の医師がチェック 92回の改訂 最終更新: 2018.10.15

脈絡膜腫瘍の基礎知識

POINT 脈絡膜腫瘍とは

脈絡膜は網膜の外側にある膜です。ここに発生する腫瘍が脈絡膜腫瘍です。脈絡膜にから発生する場合もあれば、他のがんが脈絡膜に転移してくる場合もあります。腫瘍は良性のこともあれば、悪性の腫瘍のこともあります。腫瘍の大きさやできる場所によって症状は変わりますが、飛蚊症(ものを見る時に黒い虫が動いているように見える)や視力低下などが起こります。眼底検査や頭部MRI検査を使って診断が行われ、治療は手術(腫瘍の部分を切り取る)や放射線、抗がん剤などを組み合わされます。脈絡膜腫瘍が見つかった場合は眼科で治療が行われます。

脈絡膜腫瘍について

  • 眼の脈絡膜(網膜というカメラのフィルムにあたる部分の裏にある血管の豊富な組織)にできた腫瘍
  • 原発性転移性とがある
    • 原発性:何らかの原因で、脈絡膜の細胞に異常が起こるもの
      悪性黒色腫血管腫など
    • 転移性:他の部位からの転移によって起こるもの
      肺がん前立腺がん乳がんからの転移が多い
  • 腫瘍の種類
    • 良性の腫瘍
      ・脈絡膜血管腫
      ・脈絡膜骨腫
    • 悪性の腫瘍
      ・脈絡膜黒色腫(目の中のメラニン細胞ががん化する)
      ・脈絡膜転移がん(ほかの臓器のがんが転移する)

脈絡膜腫瘍の症状

  • 主な症状
    • 飛蚊症(ものを見るときに黒い虫のようなものが動いているように見える)
    • 瞳孔の変形
    • 瞳が白く濁る
    • 斜視(目が左右で違う方を向いている)
    • 視力低下
  • 網膜剥離が起こった際の症状
    • 視野が歪む
    • 視野が欠けて見える
    • 視力低下

脈絡膜腫瘍の検査・診断

  • 眼球の詳しい検査
    • 眼底検査腫瘍の有無を調べる
    • 蛍光眼底造影検査:血液の流れの状態を調べる
    • 頭部MRI検査:腫瘍の位置や大きさを調べる

脈絡膜腫瘍の治療法

  • 腫瘍局所切除(腫瘍の一部を切り取る)
  • 放射線治療
  • 抗がん剤を目の動脈に注入する
  • 転移性の場合は、元の腫瘍を治療する必要がある
  • 悪性腫瘍の場合は経過が悪く、眼球ごと腫瘍を摘出する手術を行うことがある

脈絡膜腫瘍のタグ

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