けっせつせいこうかしょう(ぷりんぐるびょう)
結節性硬化症(プリングル病)
全身(脳や皮膚、腎臓など)に良性の腫瘍がたくさんできる遺伝性の病気。顔面の腫瘍や精神発達の遅れ、てんかんなどが特徴的な症状である
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最終更新: 2022.02.24
結節性硬化症(プリングル病)の基礎知識
POINT 結節性硬化症(プリングル病)とは
全身(脳や皮膚、腎臓など)に良性の腫瘍がたくさんできる遺伝性の病気です。常染色体優性遺伝という遺伝子形式をとります。腫瘍だけではなく、精神発達の遅れや、てんかん発作をともなうことも特徴の1つです。この病気を持つほとんどの人は、子どもの頃に発症します。全身(脳を含む)に腫瘍ができているかどうかが画像検査を使って調べられます。抗てんかん薬や降圧薬(血圧を下げる薬)、ラパリムスゲル、アフィニトールなどが治療に使われます。腫瘍が大きくなった人は手術をすることもあります。結節性硬化症は小児科や内科、泌尿器科などで診療が行われます。
結節性硬化症(プリングル病)について
- 脳や皮膚や腎臓といった全身に
良性 の腫瘍 がたくさんできる遺伝性の病気- 顔面の腫瘍や精神発達の遅れ、てんかんを伴うことが多い
- 主な原因
- 腫瘍の発生を抑える遺伝子の異常によって起こる
常染色体優性遺伝
- 日本では10000~15000人前後の患者がいると推定されている
- ほとんどが小児期に
発症 する
結節性硬化症(プリングル病)の症状
- 主な症状
- その他の症状