ちょくちょうえん
直腸炎
直腸(腸の一番最後、肛門のすぐ内側の腸)の粘膜の炎症。原因は感染症や潰瘍性大腸炎など様々である
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最終更新: 2017.12.06
直腸炎の基礎知識
POINT 直腸炎とは
直腸炎は直腸(腸の一番最後、肛門のすぐ内側の腸)の粘膜の炎症のことです。原因は潰瘍性大腸炎・カンピロバクター腸炎・腸結核・潰瘍性大腸炎など様々です。主な症状は下痢や下血になります。 症状や身体診察に加えて、下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)を用いて診断します。治療は原因によって異なりますが、抗菌薬(抗生物質)や免疫を抑える薬を用います。直腸炎が心配な人や治療したい人は、消化器内科や消化器外科を受診して下さい。
直腸炎について
直腸炎の症状
- 主な症状
- 下痢
- 出血
- 直腸からの粘液が出てくる
- 肛門と直腸に激しい痛みを感じることがある
- 以下の病気の時に激しい痛みが起こりやすい
- 淋菌感染症
- 単純ヘルペス
ウイルス 感染症 (性器ヘルペス) - サイトメガロウイルス感染症
- 以下の病気の時に激しい痛みが起こりやすい
直腸炎の検査・診断
大腸カメラ (下部消化管内視鏡検査 )- 直腸の粘膜に
炎症 が起こっていないかを調べる - 腸の他の部位も一緒に調べる
- 直腸の粘膜に
組織診 - 大腸カメラで見つけた炎症を起こしている組織の一部を切り取り、顕微鏡で原因を詳しく調べる
直腸炎の治療法
- 治療は原則として原因となっている病気の治療を行う
- 原因が
細菌 による感染症 であれば抗菌薬 を使う - 原因が
放射線療法 である場合や不明の場合は、炎症 を抑える以下の様な薬を使うことがあるステロイド薬 (ヒドロコルチゾンなど)- メサラジン など
- 原因が