なるこれぷしー
ナルコレプシー
日中に耐えることが出来ないほどの強い眠気をもよおす病気
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最終更新: 2023.09.25
ナルコレプシーの基礎知識
POINT ナルコレプシーとは
ナルコレプシーは日中耐えることができないほどの眠気をもよおす病気です。強い感情が起きた時に身体が脱力するなどの特徴があります。診断を確定するために、問診・睡眠潜時反復検査などを行います。軽度であれば生活習慣を整えて経過をみますが、そうでなければ薬物治療を行います。耐えることのできない日中の眠気・大笑いをした時や気分が高ぶった時、驚いたときに脱力するなどの症状が出る人は医療機関にかかって下さい。その際は神経内科や精神科にかかることをおすすめします。ナルコレプシーの診療ができる医療機関は多くはないので、事前に対応の可否をホームページや電話で確認することもおすすめします。
ナルコレプシーについて
- 日中に耐えることが出来ないほどの眠気をもよおし、強い感情が起きた時に身体が脱力するなどといった特徴的な
症状 がある病気- 原因は不明であったが、近年になり
オレキシン と呼ばれるタンパク質の異常によって起きるナルコレプシーがあることが判明した
- 原因は不明であったが、近年になり
- 1万人に10-20人がナルコレプシーになるといわれている
- 全国で10-20万人の患者がいる
- 10代の思春期に
発症 することが多い
- 診断がつかないでいると職場で居眠りをしてしまうため怠け者ととらえられたり、やる気がないなどと誤解されてしまうことが多い
ナルコレプシーの症状
ナルコレプシーの検査・診断
- 確定できる診察方法がないため、日中に眠気が起こる他の病気を除外することによって診断を行う
- まず、
問診 により過眠症をきたす要因(眠気をきたす薬の使用や筋強直性ジストロフィー)を除外する - その後、様々な睡眠障害を順次
鑑別 していく
- まず、
- 場合によっては必要な検査と見分けるべき病気
ナルコレプシーの治療法
- 軽度の
症状 であれば治療はせず生活習慣を整えて経過をみる- 日中、決まった時間に短時間の睡眠をこまめにとる
- 治療の基本は薬物療法
- 日中の眠気に対して、覚醒作用のある薬物
- 中枢神経刺激薬(塩酸メチルフェ二デート、ペモリンなど)
- モダフェニル
- 情動脱力
発作 や睡眠麻痺 に対して- 三環系抗うつ薬(特にイミプラミン、クロミプラミン、プロトリプチン)
- モノアミン酸化
酵素 阻害薬
- 日中の眠気に対して、覚醒作用のある薬物