へりこばくたーぴろりかんせんしょう
ヘリコバクター・ピロリ感染症
胃の粘膜にピロリ菌が感染した状態。胃腸などの様々な病気の原因となることが分かっている。抗生物質などを使って治療可能
16人の医師がチェック 172回の改訂 最終更新: 2025.07.10

ヘリコバクター・ピロリ感染症

ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)は胃の粘膜に感染する細菌です。ピロリ菌は慢性胃炎を引き起こし、胃潰瘍十二指腸潰瘍の原因になります。また、慢性胃炎の状態が長く続くと胃がんを引き起こすことが知られています。検査でピロリ菌陽性と分かった人は、抗菌薬を内服して除菌治療を受けることが望ましいです。ピロリ菌の検査・治療は消化器内科で行われることが多いです。

ヘリコバクター・ピロリ感染症はどんな病気か?

ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)は胃の粘膜に感染する細菌です。ピロリ菌は慢性胃炎を引き起こし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因になります。また、慢性胃炎の状態が長く続くと胃がんを引き起こすことが知られています。検査でピロリ菌陽性と分かった人は、抗菌薬を内服して除菌治療を受けることが望ましいです。ピロリ菌の検査・治療は消化器内科で行われることが多いです。

ヘリコバクター・ピロリ感染症に起こりやすい症状とは

ヘリコバクター・ピロリ菌感染症の人は無症状であることが多く、多くの人は検査でピロリ菌の感染が判明します。ピロリ菌がまさに感染したタイミング(急性感染)では腹痛や吐き気などの急性胃炎の症状が見られることがありますが、その後慢性感染の状態になると多くの人では症状が見られなくなります。

ヘリコバクター・ピロリ感染症の原因とは

ヘリコバクター・ピロリ感染症は、ピロリ菌と呼ばれる細菌が胃の粘膜に感染することで引き起こされます。ピロリ菌が感染した人は「ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎」と呼ばれる胃炎の状態となります。ピロリ菌は人から人へ感染する細菌で、日本では衛生環境が整備されるにしたがって感染率が低下しています。

ヘリコバクター・ピロリ感染症が疑われたときに行われる検査とは

ピロリ菌感染が疑われた人では、問診や身体診察に加えて、①胃粘膜の状態を調べる検査と、②ピロリ菌が感染しているかどうかを調べる検査を行います。近年、人間ドックなどでは「胃がんリスク層別化検診(ABC検診)」として血液検査を用いたスクリーニング検査も行われています。

ヘリコバクター・ピロリ感染症の治療とは

ヘリコバクター・ピロリ菌感染症ではピロリ菌の除菌治療を行います。2種類の抗菌薬と1種類の胃酸分泌抑制薬を1週間内服します。ピロリ菌の除菌を行うことで胃炎が改善したり胃がんや胃潰瘍のリスクを低下させることができます。

ヘリコバクター・ピロリ感染症で知っておくと良いこと

ピロリ菌はどこから感染するのか、症状がなくてもピロリ菌検査をしたほうがよいのか、胃がんとの関係は?など、ヘリコバクター・ピロリ感染症についてよくある疑問について答えます。