しょくどうがん
食道がん
食道の表面の粘膜にできたがん。たばこ、飲酒などが一因であると言われている
15人の医師がチェック 235回の改訂 最終更新: 2024.10.29

食道がんの知識

食道は、口と胃の間をつなぐ臓器です。食道がんは、年間約2万人に発生して約1万2千人が死亡しています。食道がんは進行すると治すのが難しい病気です。初期には症状がないことも多く進行して発見されることもあります。

食道がんとは?食道の場所、食道がんの症状から治療法まで解説

食道は口と胃の間をつなぐ臓器です。食道がんは年間約2万人に発生して約1万2千人が死亡しています。食道がんは進行すると治すのが難しい病気です。初期には症状がないことも多く進行して発見されることもあります。

食道がんの症状:初期症状や食道がんと似た症状の病気など

食道がんの初期には症状がないことが多く、進行してはじめて症状が出ることがあります。食道は食べ物が通過していく臓器なので食事中に症状を自覚することもあります。

食道がんの原因:喫煙、飲酒、嘔吐などと関係ある?

食道がんは様々な要因が重なって発生するので原因を一つに特定することはできません。ただし、飲酒、喫煙、バレット食道などがあると食道がんの発生する確率が上がることがわかっています。

食道がんの検査:内視鏡診断や検査費用などの解説

食道がんの検査では特に内視鏡検査が重要です。内視鏡検査ではがんを観察するだけでなく、がんの一部をつまみ出して詳細に調べることができます。内視鏡検査以外にも食道がんの進行度などを評価する検査があります。 

食道がんのステージ:余命・治療法・ステージIVなどについて

食道がんのステージは進行の度合いを分類したものです。ステージIからステージIVに分かれます。ステージを分けることは、最適な治療法を選択することが目的です。生存率などの統計もステージごとに集計されています。

食道がんの生存率:ステージごとの生存率や余命についての解説

食道がんの生存率はステージごとの統計があります。ステージはがんの進行度を分類したものです。

食道がんの治療:内視鏡治療、手術、化学放射線療法などの選び方など

食道がんの治療法は、内視鏡治療、手術、化学放射線療法などさまざまです。ステージや全身の状態をもとにして最適な治療を選びます。それぞれの利点・不利な点などを解説します。

食道がんの内視鏡治療:EMRとESDの違いとは?

早期の食道がんは内視鏡での治療が可能です。内視鏡で治療をするにはいくつかの条件がありますが、内視鏡治療は手術に比べて体への負担が小さいという利点があります。食道がんの内視鏡治療について解説します。

食道がんの手術①:手術ができるのはどんなとき?手術前にするべきこと

食道がんの手術は食道を全て取り除き、食道の周りのリンパ節も取り除きます。食道を取り除いた後には食べ物の流れ道を作り直す必要があります。食道がんの手術は身体への負担が大きいことでも知られています。

食道がんの手術②:頸部食道がん・胸部食道がん・腹部食道がん

手術の方法はがんができた場所によって異なります。頸部食道や腹部食道にがんができた場合には必ず食道を全て切除するわけではありません。がんを取り切れるように、かつ食道を可能な限り残すことも考えて切除する範囲を決めます。

食道がんの手術③:再建方法についての解説(胃管、遊離空腸、有茎結腸などの特徴について)

食道がんの手術では食道を摘除します。食道がなくなった後には食道の代わりを他の臓器で作る必要があります。この操作を再建といいます。食道の再建の方法には様々なバリエーションがあります。どの方法が一番いいかは決まっていません。患者さんの体型などを考慮して決めます。 

食道がんの手術④:合併症(反回神経麻痺など)や胸腔ドレーンの意味などについて

食道がんの手術後は合併症が発生する頻度が高いです。このために食道がんの術後には医師は細心の注意で患者さんの様子を観察しています。ここでは食道がんの手術後の主な合併症について解説します。

食道がんの抗がん剤治療①:手術前、手術後に使う目的や化学放射線療法について

食道がんの抗がん剤治療をする場合は手術の前後、放射線治療との併用、転移している場合です。それぞれの場合で目的が異なります。 

食道がんの抗がん剤治療②:薬の効果や副作用の詳細解説

食道がんの手術の前後、放射線治療との併用、転移している場合などに抗がん剤を使います。よく使われる薬の特徴・副作用などを説明します。 

食道がんの放射線療法:化学放射線療法やPDTなどの解説

食道がんの放射線療法は、手術の代わりになることもあれば症状を緩和する目的でも重要な選択肢です。目的によって考え方が違います。放射線療法が適した状況や効果、副作用などを解説します。