ベンザブロックS

ベンザブロックSの基本情報

ベンザブロックSの概要

商品名 ベンザブロックS
薬のタイプ 内服 / 指定第2類
製造会社 アリナミン製薬
販売会社名 アリナミン製薬

ベンザブロックSの特徴

鼻汁の分泌を抑えるヨウ化イソプロパミドと、抗ヒスタミン成分のd-クロルフェニラミンマレイン酸塩配合で、鼻水・くしゃみを緩和します。
●トラネキサム酸が粘膜の炎症を抑え、のどの痛みを緩和します。
●解熱鎮痛成分アセトアミノフェンなど8種の成分がバランスよくはたらいて、かぜのいろいろな症状を緩和します。
●のみやすい小型の淡黄色のカプレットタイプの錠剤です。

ベンザブロックSの効果・効能

かぜの諸症状(鼻水、鼻づまり、のどの痛み、くしゃみ、せき、たん、悪寒、発熱、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和。

ベンザブロックSの構成成分

6錠(15歳以上の1日服用量)中 アセトアミノフェン900mg、ヨウ化イソプロパミド6mg、d-クロルフェニラミンマレイン酸塩3.5mg、トラネキサム酸420mg、ジヒドロコデインリン酸塩24mg、dl-メチルエフェドリン塩酸塩60mg、無水カフェイン75mg、ヘスペリジン90mg

ベンザブロックSの用法・用量

次の量を、食後なるべく30分以内に、水又はお湯で、かまずに服用すること。
15歳以上:1回2錠。
12歳~14歳:1回1錠。
1日3回服用。
12歳未満:服用しないこと。
<用法・用量に関連する注意>
1.小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させること。
2.用法・用量を厳守すること。
3.カプレット(錠剤)の取り出し方
添付文書図のようにカプレットの入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して、裏面のアルミ箔を破り、取り出して服用すること(誤ってそのままのみこんだりすると食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながる)。

ベンザブロックSの主な副作用

1.次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談すること
(1)医師または歯科医師の治療を受けている人。
(2)妊婦または妊娠していると思われる人。
(3)高齢者。
(4)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(5)次の症状のある人。高熱、排尿困難
(6)次の診断を受けた人。甲状腺機能障害、糖尿病、心臓病、高血圧、肝臓病、腎臓病、胃・十二指腸潰瘍緑内障血栓のある人(脳血栓、心筋梗塞血栓性静脈炎)、血栓症を起こすおそれのある人、呼吸機能障害、閉塞性睡眠時無呼吸症候群肥満症
(7)副交感神経遮断剤(ベラドンナ総アルカロイド、ヨウ化イソプロパミド、ロートエキス等)を含有する内服薬を服用している人。
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること
関係部位・・・症状
皮膚・・・発疹発赤、かゆみ
消化器・・・吐き気・嘔吐、食欲不振、胸やけ
精神神経系・・・めまい、頭痛
泌尿器・・・排尿困難
その他・・・過度の体温低下、顔のほてり、異常なまぶしさ
まれに下記の重篤な症状が起こることがある。その場合は直ちに医師の診療を受けること。
症状の名称・・・症状
ショックアナフィラキシー)・・・服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる。
皮膚粘膜眼症候群スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死融解症、急性汎発性発疹性疱症・・・高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、のどの痛み、皮膚の広範囲の発疹・発赤、赤くなった皮膚上に小さなブツブツ(小膿疱)が出る、全身がだるい、食欲がない等が持続したり、急激に悪化する。
薬剤性過敏症症候群・・・皮膚が広い範囲で赤くなる、全身性の発疹、発熱、体がだるい、リンパ節(首、わきの下、股の付け根等)のはれ等があらわれる。
肝機能障害・・・発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。
腎障害・・・発熱、発疹、尿量の減少、全身のむくみ、全身のだるさ、関節痛(節々が痛む)、下痢等があらわれる。
間質性肺炎・・・階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。
ぜんそく・・・息をするときゼーゼー、ヒューヒューと鳴る、息苦しい等があらわれる。
再生不良性貧血・・・青あざ、鼻血、歯ぐきの出血、発熱、皮膚や粘膜が青白くみえる、疲労感、動悸、息切れ、気分が悪くなりくらっとする、血尿等があらわれる。
無顆粒球症・・・突然の高熱、さむけ、のどの痛み等があらわれる。
呼吸抑制・・・息切れ、息苦しさ等があらわれる。
3.服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続または増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること
便秘、口のかわき、眠気、目のかすみ、下痢
4.5~6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談すること

ベンザブロックSの添付文書

PDFファイルを開く

※添付文書のPDFファイルは随時更新しておりますが、常に最新であるとは限りません。予めご了承ください。