急に背中が痛くなった(数日以内)の基礎知識
概要
背中の痛みの原因は、脊椎圧迫骨折などの整形外科の病気、腎盂腎炎などの
原因とメカニズム
背中の痛みを引き起こす部位はたくさんあります。皮膚、
考えられる病気
背中から胸にかけてピリピリと痛い
赤くなって水泡ができている
帯状疱疹が考えられます。
背骨を軽く叩くとひびく
筋肉が張っている、筋肉を押すと痛い
筋肉の緊張による痛みの可能性があります。
突然片側の腰の辺りが痛くなった
尿路結石の可能性があります。
熱がある、尿が濁っている
腎盂腎炎の可能性があります。
怖い病気
大動脈解離
突然背中が痛くなり、だんだん痛みが腰の方に移動した場合、大動脈解離の可能性があります。痛みが強くて冷や汗が出るような場合は、すぐに救急車を呼んでください。
受診の目安
・突然痛くなった
・冷や汗が出ている
・赤くなって水泡が出ている
・背骨を軽く叩くとひびく
・発熱している
診療科
一般内科・総合診療科
背中の痛みが骨や筋肉ではなさそうな場合、よく分からない場合は一般内科が適しています。
整形外科
背骨を軽く叩くとひびく場合は、手足がしびれている、手足が動かしにくいといった症状があるときは、整形外科が適しています。
皮膚科
皮膚が赤くなって水泡ができている場合は、帯状疱疹の可能性があります。皮膚科が適しています。
検査
脊椎MRI検査
脊椎圧迫骨折や変形性脊椎症、脊椎分離症、脊椎すべり症などの病気が診断できます。
胸腹部CT検査
大動脈解離、膵炎、尿路結石、腎盂腎炎など胸やお腹の病気の診断の役に立ちます。
血液検査
体の
尿検査
尿路結石や腎盂腎炎の診断の役に立ちます。
治療
原因に応じて治療が行われます。
痛みに対しては
セルフケア
姿勢が悪かったり、運動不足が原因で背中の筋肉が張り、痛くなることがあります。運動、ストレッチ、入浴、マッサージなどで筋肉を柔らかくすることで、改善します。