2016.02.02 | コラム

ノロウイルス感染症の治療・予防と治療期間を解説 水分補給、アルコール消毒の手洗いは本当に効果あり?

ノロウイルス感染症の対処方法
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この記事のポイント

1. ノロウイルスとはどんなウイルス?なぜ感染するの?
2. ノロウイルス感染症の症状と治療法、下痢と嘔吐で脱水症状に、水分補給が大事
3. ノロウイルス感染症の拡大を止めたい、どんな予防法があるの?手洗いの方法を解説

もしノロウイルスに感染したら、どのような治療を行えばよいのでしょうか?ノロウイルスに感染しないためには、どんな予防方法があるのでしょうか?ノロウイルス感染症の治療法と予防法として、水分補給、アルコール消毒の効果を解説します。

◆ノロウイルスとはどんなウイルス?なぜ感染するの?

ノロウイルスが初めて発見されたのは、アメリカのオハイオ州ノーウォークという町で、初めはノーウォークウイルスと呼ばれていました。その形は、表面に窪みがあるタンパクで覆われています。

ノロウイルスの感染は、ノロウイルスに汚染されたカキなどの二枚貝を生で食べたり、十分に加熱せずに食べることで起きると言われています。その他にも、ノロウイルスが含まれる便や嘔吐物を介して感染したり、ノロウイルスで汚染された水などを接種した場合など、経口感染がほとんどです。

 

◆ノロウイルス感染症、下痢と嘔吐で脱水症状に。治療は水分補給が大事

もし感染してしまった場合、どのような症状が見られるのでしょうか。ノロウイルスの代表的な症状は、下痢と嘔吐です。これにより、脱水症状を起こすことがあります。これらの症状に対する治療法は、主に対症療法です。ノロウイルスに効く、抗ウイルス薬はありません。下痢と嘔吐が見られると脱水になりやすいため、脱水症状の予防のためにも水分補給が大事です。特に体力が弱い高齢者や子どもでは、汗ので具合や口の中の乾き具合から脱水がないかをチェックすることが必要です。

治療期間は人によりますが、ウイルスは下痢が治まった後も最大1週間程度は便に残っているため、注意が必要です。

 

◆ノロウイルス感染症の拡大を止めたい、どんな予防法があるの?手洗いの方法を解説

ノロウイルスに感染しないように予防することが大切です。予防はその目的から次のように大別できます。

  • 自分がノロウイルスに感染しないための予防
  • 感染を拡大しないための予防

まず、自分がノロウイルスに感染しないための予防法を説明します。ノロウイルスへの感染予防の方法として、手洗いがあります。手に付着したノロウイルスを減らすために、有効な方法であると言われています。石鹸を使って、爪の間や手の隅々まで洗うことが重要です。ちなみに、ノロウイルスはアルコール抵抗性があり、アルコール消毒はあまり効きません。

次に、ノロウイルスへの感染拡大を予防する方法を説明します。ノロウイルスの感染力は非常に強く、簡単に感染してしまいます。それを防ぐためには、以下の方法があります。

  • 調理器具、食器を殺菌消毒する

  • 感染者の便や嘔吐物の処理を適切に行う

  など

特に、感染者の便や嘔吐物の処理は、方法を間違えると、ノロウイルスをまき散らかしてしまうこともあるため注意が必要です。

 

主に冬に発症する下痢や嘔吐は、ノロウイルスの可能性があるかもしれません。感染すると数日間、症状が落ち着かずつらい思いをすることになります。特定の治療法があるわけではありませんので、予防に努めることが大事です。

執筆者

MEDLEY編集部

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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