2016.01.05 | ニュース

閉経後の女性が歯周病だと乳がんになりやすい?

73,737人を分析
from Cancer epidemiology, biomarkers & prevention : a publication of the American Association for Cancer Research, cosponsored by the American Society of Preventive Oncology
閉経後の女性が歯周病だと乳がんになりやすい? の写真
(C) beeboys - Fotolia.com

歯周病により、口の中の炎症物質が関連して、心筋梗塞などの危険性が高まると言われています。今回の研究では、閉経後の女性を対象に、歯周病と乳がんの関連性を検証しました。

◆歯周病と乳がんの関連性を検証

今回の研究では、過去に乳がん発症していない閉経後の女性73,737人を対象に、歯周病乳がんの関連性を検証しました。

 

◆歯周病がある人は乳がんである危険性が1.14倍

以下の結果が得られました。

女性のうち26.1%で報告された歯周病は、乳がんのリスクの増加と関連しており(ハザード比1.14、95%信頼区間1.03-1.26)、特に20年以内に喫煙を辞めた喫煙者ではハザード比1.36(95%信頼区間1.05-1.77)であった。

閉経後で歯周病がある女性では、乳がんを発症する危険性が高くなるという結果でした。

 

歯周病は、糖尿病や心臓の病気、脳卒中との関連性が報告されています。今回の研究結果からは因果関係は述べられませんが、口のなかを衛生的に保つことで、様々な病気の発症を予防することができるかもしれません。今後の検証に期待します。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Periodontal Disease and Breast Cancer: Prospective Cohort Study of Postmenopausal Women.

Cancer Epidemiol Biomarkers Prev. 2015 Dec 21

[PMID: 26689418]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。


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