2015.12.23 | ニュース
C型肝炎は関節の手術をした後どうなりやすいか?
32,176人を分析
from The Journal of bone and joint surgery. American volume
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C型肝炎は、肝不全につながり命に関わることもある病気です。今回の研究では、C型肝炎があると手術後の経過を悪くする可能性を検証しました。
◆C型肝炎がある人は手術後どうなりやすいか?
今回の研究は、股関節または膝関節の人工関節置換術を行った32,176人を対象に、C型肝炎を
◆C型肝炎があると合併症、入院日数が増える
次の結果が得られました。
マッチさせた対照群と比較して、C型肝炎があった患者では、
合併症 全体のリスクを30%(95%信頼区間17-44%、p<0.001)、内科的合併症を15%(95%信頼区間2-30%、p=0.025)、外科的合併症を78%(95%信頼区間49-112%、p<0.001)増やし、平均在院日数が14%長かった(95%信頼区間12-15%、p<0.001)。
C型肝炎があると、人工関節置換術の後に合併症(手術にともなって起こる問題)が増え、入院日数も増えました。
執筆者
参考文献
The Impact of Hepatitis C on Short-Term Outcomes of Total Joint Arthroplasty.
J Bone Joint Surg Am. 2015 Dec 2
[PMID: 26631996]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。