血栓性外痔核に対する血栓除去術の効果、手術をしないときとの違いは?
血栓性外痔核は、肛門疾患のひとつで、治療として手術が行われることがあります。『肛門疾患(痔核・痔瘻・裂肛)診療ガイドライン』で引用された、血栓性外痔核に対する血栓除去術の有効性に関する2004年の論文を紹介します。
◆血栓除去術と保存的治療のどちらが血栓性外痔核に有効か検証
血栓性外痔核は、肛門の近くにある静脈の中で血の塊(
今回の研究では、血栓性外痔核の患者231名の過去のデータから、血栓除去術を行った人と
◆血栓除去術は再発までの期間を長くする
以下の結果が得られました。
再発までの平均期間は、
保存療法 群で7.1ヶ月、手術群で25ヶ月であった(p<0.0001)。血栓性外痔核の再発までの期間に対する生存分析の結果、再発までの期間は手術群で
有意 に長かった(p<0.0001)。
血栓除去術を行った方が、再発までの期間が長くなりました。一方、痛みや出血に関する頻度は手術群で多いという結果でした。
筆者らは、「
これらの結果も踏まえて、『肛門疾患(痔核・痔瘻・裂肛)
執筆者
Thrombosed external hemorrhoids: outcome after conservative or surgical management.
Dis Colon Rectum. 2004 Sep
[PMID: 15486746]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。