2015.05.27 | コラム

「〜時間ごと」に飲むのは、どんな目的があるの?

薬の飲むタイミングとその意味〔その⑨〕
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薬によっては「○時間ごとに飲んで下さい」という指示が出される場合があります。これは食事などに関わらず「決められた時間ごとに服用」する必要がある場合に用いられます。パーキンソン病の治療薬などがこの様な指示で出されることが多く、一定の時間間隔で服用することで薬の効果を安定して保てることが期待できます。また何らかの理由で食事を摂れない場合がある方にもこの様な服用方法が指示されることもあります。

◆ 〜時間ごと(例:「8時間ごと」、「4時間ごと」)とは?

薬の服用方法における「〜時間ごと」とはその名の通り、1日の中で服用回数を決めて時間の経過ごとに服用 を意味します。

定期的に必要な回数で服用させたい場合に指示される服用方法で、代表的な薬としてはパーキンソン病の治療薬やモルヒネなどのオピオイド薬が挙げられます。

パーキンソン病の治療では、ドパミンと呼ばれる脳内の伝達物質を補う薬が使われますが、薬の効果が切れると症状が現れやすくなる為、「4時間ごと」などのように時間と間隔を決めて服用させることがあります。

また鎮痛薬の中でもモルヒネなどのオピオイド薬は基本的に時間ごとに服用する薬です。(非麻薬性のオピオイド薬などにおいて「食後」などの指示で処方される場合もあります。) 1日の中で強い痛みが出る時間をできるだけ無いようにしたいので、「8時間ごと」「12時間ごと」の様に定期的に薬を飲むことで効果を一定に保ちます。

その他では、食事を摂れない場合がある患者さんに対してや、帯状疱疹の治療薬など、食事の影響を受けにくくまた薬を交付された時点からいち早く服用することが望ましい薬では「〜時間ごと」服用の指示が出される場合もあります。

特別な指示がある場合は例外として、「〜時間ごと」の指示がある場合は可能な限り、指示された時間ごとにしっかりと服用しましょう。

執筆者

中澤 巧

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。