「食直前」っていつ飲むの?

薬の服用方法における「食直前」とは食事のすぐ前(食前10分以内)に服用することです。この服用方法で指示される薬には食事の最中又は食後すぐに効果を発揮させたいものや、食後に飲んでもあまり効果を得られない(又はほとんど意味をなさない)もの等があります。「食前」とあえて分ける理由は、食事を摂るまでに時間が経ちすぎると、体に不利益を及ぼす場合などがあるからです。
◆食直前(例:「毎食直前」「朝食直前」など) とは?
薬の服用方法における「食直前」とは一般的に 食前10分以内に服用 を意味します。
処方された薬が「食直前」の指示で出ている場合、食事前のあまり早い時間に服用すると副作用などが現れたりする薬や「食後」の服用ではあまり効果が得られない薬であること等の理由が考えられます。
もしも糖尿病治療薬でこの指示がある場合は特に注意が必要です。中でもαグルコシダーゼ阻害薬やグリニド系薬と呼ばれる薬は元々「食後の
食事のタイミングや影響をあまり受けることなく、他の服用方法でも飲める薬を、飲み忘れを防ぐ等の特別な目的があって「食直前」で指示する場合もありますが、原則として「食直前」で指示された薬に関しては"特に"自己判断で服用方法を変更することは避けて下さい。
この記事の続きはこちら。
↓ 薬の飲むタイミングとその意味〔その⑥〕(「食間」について )
http://medley.life/news/item/5552fab2a6b1aa1f018f884e
このシリーズの前回の記事はこちら
↓ 薬の飲むタイミングとその意味〔その④〕(「食前」について )
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※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。