処方薬
イリノテカン塩酸塩点滴静注液100mg「タイヨー」
後発

イリノテカン塩酸塩点滴静注液100mg「タイヨー」の基本情報

イリノテカン塩酸塩点滴静注液100mg「タイヨー」の概要

商品名 イリノテカン塩酸塩点滴静注液100mg「タイヨー」
一般名 イリノテカン塩酸塩水和物注射液(1)
薬価・規格 3093.0円 (100mg5mL1瓶)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 武田テバファーマ
ブランド イリノテカン塩酸塩点滴静注液40mg「タイヨー」 他
YJコード 4240404A2110
レセプト電算コード 622059801
添付文書PDFファイル

イリノテカン塩酸塩点滴静注液100mg「タイヨー」の主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 悪性リンパ腫を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の増殖に関与するタンパク質の働きをおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

イリノテカン塩酸塩点滴静注液100mg「タイヨー」の用途

イリノテカン塩酸塩点滴静注液100mg「タイヨー」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発熱、悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、食道炎、吐血、腸管運動亢進、しゃっくり、腹部膨満感、口内炎

起こる可能性のある重大な副作用

骨髄機能抑制、汎血球減少、白血球減少、好中球減少、血小板減少、貧血、発熱性好中球減少症、重症感染症、敗血症、肺炎、重篤な白血球減少、重篤な好中球減少、播種性血管内凝固症候群、DIC、重篤な感染症、高度な下痢、下痢、腸炎、大腸炎、小腸炎、脱水、電解質異常、ショック、循環不全、腸管穿孔、消化管出血、腸閉塞、下血、血便、腸管麻痺、間質性肺炎、アナフィラキシー、呼吸困難、血圧低下、肝機能障害、黄疸、急性腎障害、血栓塞栓症、肺塞栓症、静脈血栓症、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症発作、心室性期外収縮

上記以外の副作用

口唇炎、痔核、胃腸音異常、胃潰瘍、胃部不快感、腹部不快感、胃炎、消化不良、便秘、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、ビリルビン上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、腎機能障害、BUN上昇、クレアチニン上昇、クレアチニンクリアランス低下、蛋白尿、血尿、尿沈渣異常、乏尿、PaO2低下、気管支炎、上気道炎、咽頭炎、鼻炎、発声障害、咽頭知覚不全、口腔咽頭不快感、咽頭痛、頭痛、咳嗽、過敏症、発疹、そう痒感、蕁麻疹、脱毛、皮膚色素沈着、皮膚浮腫、発赤、紅斑、手足症候群、ざ瘡様皮膚炎、皮膚乾燥、帯状疱疹、粘膜炎、しびれ、末梢神経障害、眩暈、精神症状、意識障害、傾眠、興奮、不安感、不穏、痙攣、耳鳴、味覚異常、うつ病、目のかすみ、不眠、振戦、構語障害、頻脈、心電図異常、動悸、不整脈、徐脈、心房細動、高血圧、倦怠感、熱感、発汗、顔面潮紅、疼痛、腰痛、腹水、鼻汁、好酸球増加、総蛋白減少、アルブミン減少、カルシウム異常、尿酸異常、尿ウロビリノーゲン異常、糖尿、コリン作動性症候群、悪寒、胸部不快感、胸痛、関節痛、筋痛、鼻出血、脱力感、無力症、疲労、体重増加、体重減少、LDH低下、白血球増加、血小板増加、白血球分画変動、CRP上昇、注射部位反応、注射部位発赤、注射部位疼痛、血管炎、流涙

イリノテカン塩酸塩点滴静注液100mg「タイヨー」の用法・用量

  • 1.小細胞肺癌、非小細胞肺癌、乳癌(手術不能又は再発)及び有棘細胞癌はA法を、子宮頚癌、卵巣癌、胃癌(手術不能又は再発)及び結腸・直腸癌(手術不能又は再発)はA法又はB法を使用する
    • また、悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫)はC法を、小児悪性固形腫瘍はD法を、治癒切除不能な膵癌はE法を使用する
  • 1).A法:イリノテカン塩酸塩水和物として、1日1回、100mg/㎡を1週間間隔で3~4回点滴静注し、少なくとも2週間休薬する
  • これを1クールとして、投与を繰り返す
  • 2).B法:イリノテカン塩酸塩水和物として、1日1回、150mg/㎡を2週間間隔で2~3回点滴静注し、少なくとも3週間休薬する
  • これを1クールとして、投与を繰り返す
  • 3).C法:イリノテカン塩酸塩水和物として、1日1回、40mg/㎡を3日間連日点滴静注する
  • これを1週毎に2~3回繰り返し、少なくとも2週間休薬する
  • これを1クールとして、投与を繰り返す
    • なお、A~C法の投与量は、年齢、症状により適宜増減する
  • 4).D法:イリノテカン塩酸塩水和物として、1日1回、20mg/㎡を5日間連日点滴静注する
  • これを1週毎に2回繰り返し、少なくとも1週間休薬する
  • これを1クールとして、投与を繰り返す
  • 5).E法:イリノテカン塩酸塩水和物として、1日1回、180mg/㎡を点滴静注し、少なくとも2週間休薬する
  • これを1クールとして、投与を繰り返す
    • なお、D法及びE法の投与量は、患者の状態により適宜減量する
  • 2.A法、B法及びE法では、本剤投与時、投与量に応じて500mL以上の生理食塩液、ブドウ糖液又は電解質維持液に混和し、90分以上かけて点滴静注する
  • C法では、本剤投与時、投与量に応じて250mL以上の生理食塩液、ブドウ糖液又は電解質維持液に混和し、60分以上かけて点滴静注する
  • D法では、本剤投与時、投与量に応じて100mL以上の生理食塩液、ブドウ糖液又は電解質維持液に混和し、60分以上かけて点滴静注する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

イリノテカン塩酸塩点滴静注液100mg「タイヨー」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 黄疸
    • 過敏症
    • 間質性肺炎
    • 感染症
    • 下痢
    • 多量の胸水
    • 多量の腹水
    • 骨髄機能抑制
    • 水様便
    • 腸管麻痺
    • 腸閉塞
    • 肺線維症
    • アタザナビル硫酸塩投与中
    • 遺伝性果糖不耐症
    • 肝障害
    • 腎障害
    • 糖尿病
    • 白血球数が異常な高値
    • CRP異常
    • 腹痛
    • Gilbert症候群
    • グルクロン酸抱合異常
    • 白血球数が急激な減少
    • 血小板数が急激な減少
    • UGT1A1*6/*28
    • UGT1A1*6/*6
    • UGT1A1*28/*28
    • 白血球数が3000/mm3未満
    • 血小板数が10万/mm3未満
    • 膵癌FOLFIRINOX法で2クール目以降血小板数が7.5万/mm3未満

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

イリノテカン塩酸塩点滴静注液100mg「タイヨー」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
腸管蠕動を抑制する薬剤 腸管麻痺、腸閉塞、腸管穿孔、死亡
塩酸ロペラミド 腸管麻痺、腸閉塞、腸管穿孔、死亡
硫酸モルヒネ 腸管麻痺、腸閉塞、腸管穿孔、死亡
硫酸アタザナビル 骨髄機能抑制・下痢等の副作用が増強
抗悪性腫瘍剤 骨髄機能抑制・下痢等の副作用が増強
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 骨髄機能抑制・下痢等の副作用が増強
アゾール系抗真菌剤 骨髄機能抑制・下痢等の副作用が増強
ケトコナゾール 骨髄機能抑制・下痢等の副作用が増強
フルコナゾール 骨髄機能抑制・下痢等の副作用が増強
イトラコナゾール 骨髄機能抑制・下痢等の副作用が増強
ミコナゾール 骨髄機能抑制・下痢等の副作用が増強
マクロライド系抗生物質 骨髄機能抑制・下痢等の副作用が増強
エリスロマイシン 骨髄機能抑制・下痢等の副作用が増強
クラリスロマイシン 骨髄機能抑制・下痢等の副作用が増強
リトナビル 骨髄機能抑制・下痢等の副作用が増強
ジルチアゼム 骨髄機能抑制・下痢等の副作用が増強
ニフェジピン 骨髄機能抑制・下痢等の副作用が増強
モザバプタン塩酸塩 骨髄機能抑制・下痢等の副作用が増強
ソラフェニブトシル酸塩 骨髄機能抑制・下痢等の副作用が増強
ラパチニブトシル酸塩水和物 骨髄機能抑制・下痢等の副作用が増強
レゴラフェニブ水和物 骨髄機能抑制・下痢等の副作用が増強
末梢性筋弛緩剤 作用が減弱
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 本剤の活性代謝物<SN-38>の血中濃度が低下し作用が減弱
フェニトイン 本剤の活性代謝物<SN-38>の血中濃度が低下し作用が減弱
カルバマゼピン 本剤の活性代謝物<SN-38>の血中濃度が低下し作用が減弱
リファンピシン類 本剤の活性代謝物<SN-38>の血中濃度が低下し作用が減弱
フェノバルビタール 本剤の活性代謝物<SN-38>の血中濃度が低下し作用が減弱

飲食物との組み合わせ注意

  • グレープフルーツジュース
  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

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