ベラパミル塩酸塩錠40mg「ツルハラ」の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
房室伝導時間延長、頭痛、めまい、血圧低下、過敏症、発疹、便秘、悪心、嘔吐、浮腫、歯肉肥厚
起こる可能性のある重大な副作用
循環器障害、心不全、洞停止、房室ブロック、徐脈、意識消失、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、多形滲出性紅斑、紅斑、乾癬型皮疹、重篤な皮膚障害、発熱、そう痒感、眼充血、口内炎
上記以外の副作用
血中プロラクチン上昇、血中黄体形成ホルモン低下、血中テストステロン低下、女性型乳房、食欲不振、AST上昇、ALT上昇
ベラパミル塩酸塩錠40mg「ツルハラ」の用法・用量
- 成人:〈頻脈性不整脈(心房細動・粗動、発作性上室性頻拍)〉通常成人、1回1~2錠(ベラパミル塩酸塩として1回40~80mg)を、1日3回経口投与する
- 〈狭心症、心筋梗塞(急性期を除く)、その他の虚血性心疾患〉通常成人、1回1~2錠(ベラパミル塩酸塩として1回40~80mg)を、1日3回経口投与する
- 小児:〈頻脈性不整脈(心房細動・粗動、発作性上室性頻拍)〉通常、小児には、ベラパミル塩酸塩として1日3~6mg/kg(ただし、1日240mgを超えない)を、1日3回に分けて経口投与する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
ベラパミル塩酸塩錠40mg「ツルハラ」の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
クラス1抗不整脈剤 |
心機能低下、高度の徐脈、房室ブロック |
ダントロレンナトリウム |
心機能低下、高カリウム血症 |
抗不整脈剤 |
房室ブロック、徐脈、高度の不整脈 |
キニジン硫酸塩水和物 |
房室ブロック、徐脈、高度の不整脈 |
プロカインアミド塩酸塩 |
房室ブロック、徐脈、高度の不整脈 |
リドカイン製剤 |
房室ブロック、徐脈、高度の不整脈 |
塩酸ピルジカイニド |
房室ブロック、徐脈、高度の不整脈 |
酢酸フレカイニド |
房室ブロック、徐脈、高度の不整脈 |
低カリウム血症を起こす恐れがある薬剤 |
房室ブロック、徐脈、高度の不整脈 |
利尿剤 |
房室ブロック、徐脈、高度の不整脈 |
血圧降下剤 |
血圧の低下が増強 |
β-遮断剤 |
心機能の低下、徐脈 |
ラウオルフィア製剤 |
心機能の低下、徐脈 |
吸入麻酔剤 |
心機能の低下、徐脈 |
ジギタリス剤 |
高度の徐脈・房室ブロック等の徐脈性不整脈、血中濃度上昇による中毒症状<悪心・嘔吐・食欲不振・頭痛・疲労・倦怠感等> |
ジゴキシン |
高度の徐脈・房室ブロック等の徐脈性不整脈、血中濃度上昇による中毒症状<悪心・嘔吐・食欲不振・頭痛・疲労・倦怠感等> |
メチルジゴキシン |
高度の徐脈・房室ブロック等の徐脈性不整脈、血中濃度上昇による中毒症状<悪心・嘔吐・食欲不振・頭痛・疲労・倦怠感等> |
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩 |
抗凝固作用が増強 |
リトナビル |
本剤のAUCが3倍を超える |
インジナビル硫酸塩エタノール付加物 |
本剤の血中濃度が上昇し副作用を増強 |
硫酸アタザナビル |
本剤の血中濃度が上昇し副作用を増強 |
キヌプリスチン・ダルホプリスチン |
本剤の血中濃度が上昇し副作用を増強 |
イトラコナゾール |
本剤の血中濃度を上昇 |
ミコナゾール |
本剤の血中濃度を上昇 |
アプリンジン塩酸塩 |
血中濃度が上昇 |
ミダゾラム |
血中濃度が上昇 |
シクロスポリン |
血中濃度が上昇 |
パクリタキセル |
血中濃度が上昇 |
ビノレルビン酒石酸塩 |
血中濃度が上昇 |
臭化水素酸エレトリプタン |
血中濃度が上昇 |
テオフィリン |
血中濃度が上昇 |
アミノフィリン製剤 |
血中濃度が上昇 |
コリンテオフィリン |
血中濃度が上昇 |
カルバマゼピン |
血中濃度が上昇し中毒症状<めまい・頭痛等> |
セレギリン塩酸塩 |
作用を増強し毒性が大幅に増強 |
ゲフィチニブ |
血中濃度が上昇し副作用を増強 |
リファンピシン類 |
本剤の作用が減弱 |
フェニトイン |
本剤の作用が減弱 |
フェノバルビタール |
本剤の作用が減弱 |