テトラサイクリン系抗菌薬
細菌の生命維持や増殖に必要なタンパク質合成を阻害し、細菌の増殖を抑えることで抗菌作用をあらわす薬
テトラサイクリン系抗菌薬を使う主な病気
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肺炎
細菌やウイルスの感染、薬剤、アレルギーなどが原因となって、肺の炎症により息切れなどを起こす病気 -
ライム病
主にマダニによって伝染する感染症。全身にさまざまな症状が出る -
クラミジア性感染症
クラミジアが生殖器や尿道、口などに感染した状態。性感染症の代表例である -
子宮付属器炎
卵巣と卵管(子宮と卵巣をつなぐ管)に炎症が起こっている状態。主には細菌やクラミジアなどの感染によって起こる -
野兎病
野兎病は野兎病菌という細菌による感染症で、ウサギなどの野生動物から感染し様々な症状をきたす -
オウム病
インコやハトから感染した細菌が肺炎などを起こす病気。激しい咳と高熱を起こし死に至ることもあるが、抗生物質で2週間ほどで完治する。 -
マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマという細菌が起こす肺炎で熱、咳、皮疹などの症状が出る。20代以下の若者に多いが、高齢者にもうつる -
ブルセラ症
ブルセラ菌への感染により、発熱やだるさ、全身の筋肉痛などさまざまな症状をきたす感染症 -
骨盤内炎症性疾患(PID)
子宮や卵巣及び卵管といった女性特有の骨盤内臓器に炎症を起こす病気の総称 -
スピロヘータ感染症(総論)
スピロヘータという特殊な細菌による感染症。梅毒やライム病などが含まれる -
細菌性肺炎(総論)
細菌感染が原因で起こる肺炎。様々な原因菌や分類があり、治療は抗菌薬(抗生物質)が用いられる。 -
ツツガムシ病
リケッチアという病原菌に感染した状態。ツツガムシ(マダニの仲間)に刺されることで感染する