ひまんていかんきしょうこうぐん、ぴっくうぃっくしょうこうぐん
肥満低換気症候群、ピックウィック症候群
強い肥満があり、呼吸がうまく出来なくなることにより、血中の二酸化炭素濃度が高くなった状態
2人の医師がチェック 60回の改訂 最終更新: 2017.11.22

肥満低換気症候群、ピックウィック症候群の基礎知識

POINT 肥満低換気症候群、ピックウィック症候群とは

肥満によって呼吸が浅くなって二酸化炭素をうまく吐き出せない病気です。そのため血液中の二酸化炭素濃度が上昇してしまいます。寝ている時に一定期間呼吸が止まってしまう、睡眠時無呼吸症候群を合併することがよくあるので要注意です。主な症状として、息切れ・日中の眠気・頭痛・疲れやすさ・抑うつ傾向などが挙げられます。 身体診察と血液検査(動脈血液ガス分析)を行って診断します。また、ポリソムノグラフィーという検査を行い睡眠時無呼吸症候群を合併していないかを調べます。食事療法や運動療法を行って減量します。また、睡眠時無呼吸症候群を合併している場合は夜間に特殊なマスク(CPAP)を付けて呼吸が止まった場合にサポートします。肥満低換気症候群が心配な人や治療したい人は、呼吸器内科を受診して下さい。

肥満低換気症候群、ピックウィック症候群について

  • 肥満があることで呼吸が浅くなり、血液中の二酸化炭素の濃度が高くなった状態のこと
    • 肺が脂肪に圧迫されるなどして呼吸が不十分になり、不要なガスである二酸化炭素を十分に吐き出せなくなる
    • 血液中の二酸化炭素濃度が45mmHgより高値になる
    • 低酸素血症が含まれる場合もある
  • 肥満によって以下のような影響が起こることで換気が不良となる
    • 肥満の影響を受けて呼吸する力が低下する
      ・胸が広がりづらくなったり内臓脂肪が横隔膜の動きを鈍くさせる
    • 睡眠時無呼吸症候群合併する
  • 以下のような条件を満たすとピックウィック症候群と呼ばれる(近年はあまり使われなくなってきている用語である)

肥満低換気症候群、ピックウィック症候群の症状

  • 主な症状
    • 息切れ
    • 日中の眠気
    • 頭痛
    • いびき
    • 疲れやすさ、抑うつ
  • 仕事の能力の低下などが起こることがある

肥満低換気症候群、ピックウィック症候群の検査・診断

  • 身体測定 
    • 身長体重を測定して高度の肥満であるかどうかを客観的に判定する
  • 血液検査
    • 血液中の酸素や二酸化炭素の濃度を測定する
  • ポリソムノグラフィー

肥満低換気症候群、ピックウィック症候群の治療法

  • 減量が根本的に重要な治療となる
    • 減量を行う
    • 睡眠時無呼吸があればそれに対してNIPPV(CPAP)療法を行う


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