みじゅくじもうまくしょう
未熟児網膜症
未熟児に起こる網膜が発達しきれていない状態。予定よりも早く生まれてしまった(在胎36週未満の)子どもに起こりやすい
6人の医師がチェック 52回の改訂 最終更新: 2019.02.13

未熟児網膜症の基礎知識

POINT 未熟児網膜症とは

未熟児に起こる網膜が発達していない状態のことです。未熟児網膜症は徐々に進行するタイプと急速に進行するタイプの2つに分かれます。産まれたばかりの赤ちゃんは視力の低下を伝えることができないために、気づくまでに時間がかかることがあります。未熟児網膜症が疑われる人は眼底検査を行い網膜の状態が詳しく調べられます。タイプ、によって治療法がことなり、軽症で進行がゆっくりなタイプでは自然治癒を待つことがあります。急速に進行するタイプでは、レーザー治療や手術(強膜輪状締結術や硝子体手術)が行われます。未熟児網膜症は眼科が中心になって診療が行われます。

未熟児網膜症について

  • 未熟児に起こる網膜が発達しきれていない状態。予定よりも早く生まれてしまった(在胎36週未満の)子どもに起こりやすい
  • 主な原因
    • 網膜を流れる血管が未発達の状態で生まれること
    • 未熟児として生まれた赤ちゃんに高い濃度の酸素を与え続けることが影響となる場合もある
  • 病気の中のタイプわけ
    • 徐々に進行するタイプ(1型)
    • 急速に進行する劇症タイプ(2型)
  • 病気の特徴や知識
    • 生まれた時の体重や時期、網膜の血管の状態によって重症度は大きく異なる
  • 自然治癒することも珍しくはありません。

未熟児網膜症の症状

  • 生まれたての赤ちゃんは自ら視力の低下を訴えることができないため、外から見て分かる症状はない

未熟児網膜症の検査・診断

  • 主な検査
    • 眼底検査眼底カメラ眼底鏡を用い、レンズを通して詳細まで観察する

未熟児網膜症の治療法

  • 徐々に症状が進行して改善しない場合や急速に進行する場合には治療を行う
  • 1型
    • 軽症の場合、自然に治癒することも多いので経過を観察する
      • 症状が進む場合に治療を行う
  • 2型
    • 放置すると出生後数ヶ月から1年以内に失明するため、診断がつき次第、迅速に治療を行う
  • 主な治療法
    • レーザーによる光凝固術
      • 網膜の一部を焼くことで、不必要な血管が作られ過ぎないようにする
    • 強膜輪状締結術
      • 眼球をやわらかいバンドで外から圧迫する
    • 硝子体手術
      • 目の中のゼリー状の組織を操作する

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