しきゅうこうてんしょう(しきゅうこうけいこうくつしょう)

子宮後転症(子宮後傾後屈症)

子宮が背中側に傾いて曲がっている状態のこと。特別な症状がない限り治療の必要はない

病気に対応する病院を探す
6人の医師がチェック 41回の改訂 最終更新: 2016.09.19

子宮後転症(子宮後傾後屈症)の基礎知識

子宮後転症(子宮後傾後屈症)について

  • 子宮が背中側に傾いて曲がっている状態のこと。特別な症状がない限り治療の必要はない
  • メカニズム
    • 子宮は本来、前方(腹部側)に傾き、前方に曲がっているが、中には生まれつき子宮が後方(背中側)に傾き、後方に曲がっている人がいる
  • 主な原因
    • 子宮内膜症や骨盤の炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るが原因で、子宮と直腸あるいは骨盤腹膜と癒着皮膚や体内の組織同士が炎症のためにくっついてしまうことし、後天的に子宮後転症になっていることがある
  • 頻度(発生率、罹患率一定期間内に発生した疾患の発症しうる母集団に対する割合。有病率と区別される、患者数など)
    • 正常の女性の約20%にみられる

子宮後転症(子宮後傾後屈症)の症状

  • 子宮後転症そのものによる特有の症状はない
  • 子宮が後方に曲がっていることによって、骨盤の圧迫などが起こり、下記の原因となることもある
    • 腰痛
    • 強い生理痛
    • 下腹部痛
    • 排便時や性交時の痛み
  • まれではあるが特徴的な症状
    • 子宮後傾後屈症の人が妊娠した場合、ごくまれに妊娠経過中に子宮が後傾したまま骨盤内にはまってしまうことがある
    • この状態を妊娠子宮後屈嵌頓はまること。腸などの臓器が、皮膚や体内の膜などに空いた隙間にはまってしまい、元の位置に戻らなくなった状態を指すことが多い症といい、尿閉や流産などの原因となる場合がある

子宮後転症(子宮後傾後屈症)の検査・診断

  • スクリーニング病気の原因や程度ではなく、病気が有るか無いかをまず調べるための検査に有効な検査
    • 内診主に産婦人科で行われる検査。腟に指を入れて、腟や子宮の周囲に大きな病変がないかを確認する目的で行われる
    • 超音波検査空気の細かな振動である超音波を使った画像検査。体の奥の血管や臓器を観察することができる

子宮後転症(子宮後傾後屈症)の治療法

  • 強い症状がなければ治療の対象にはならない
  • 子宮内膜症や骨盤腹膜炎による癒着皮膚や体内の組織同士が炎症のためにくっついてしまうことが原因の場合は、原因となるもとの病気の治療と合わせて、癒着剥離や位置を矯正する手術が行なわれることもある

子宮後転症(子宮後傾後屈症)のタグ

診療科産婦人科
からだ子宮

子宮後転症(子宮後傾後屈症)に関わるからだの部位

関連する病気について知る
月経困難症の基礎知識