かるちのいど
カルチノイド、カルチノイド症候群
悪性度の低い神経内分泌腫瘍をカルチノイドと呼び、それに伴って起こる一連の症候群をカルチノイド症候群とよぶ
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最終更新: 2018.01.23
カルチノイド、カルチノイド症候群の基礎知識
POINT カルチノイド、カルチノイド症候群とは
神経内分泌細胞と呼ばれる細胞が腫瘍化したものを神経内分泌腫瘍(NET)と呼びます。NETは膵臓や胃腸、肝臓、肺などにできることが多いです。悪性度の低いものに関してはカルチノイドと呼ばれることがあり、良性のものも悪性のものもあります。また、腫瘍がセロトニンという物質などを分泌することにより、腹痛、下痢、嘔吐、動悸、顔面の紅潮など多彩な症状が起こることがあります。症状や画像検査(CT、MRI)などからカルチノイドおよびカルチノイド症候群を疑い、腫瘍そのものを顕微鏡で見ることでカルチノイドと確定診断します。治療は手術が基本になりますが、腫瘍が取りきれない場合や、患者さんが手術に耐えられない場合は薬物治療や放射線治療、ラジオ波、カテーテル治療などを行います。カルチノイド・カルチノイド症候群が心配な方、治療したい方は消化器内科、呼吸器内科など、腫瘍がある部位の専門科を受診してください。
カルチノイド、カルチノイド症候群について
カルチノイド、カルチノイド症候群の症状
カルチノイド、カルチノイド症候群の検査・診断
- 尿検査:
ホルモン の量を検査 - 画像検査:
腫瘍 について検査を行う上部内視鏡検査 、下部内視鏡検査 、気管支内視鏡 検査(腫瘍のある部位に応じた検査)腹部超音波検査 超音波内視鏡検査 CT 検査MRI 検査
- 必要に応じて
生検 を行い顕微鏡で腫瘍を検査し診断を確定する
カルチノイド、カルチノイド症候群の治療法
- 手術による摘出が
第一選択 となる内視鏡 で切除可能な場合もある- 肝
転移 が有る場合は,肝部分切除,ラジオ波焼灼術、腫瘍 塞栓 術などが行われることもある
- 手術が適さない場合には薬物治療を検討する
- ソマトスタチンアナログ(サンドスタチン®)
- 分子標的薬
化学療法 (抗がん剤 )