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カルチノイド、カルチノイド症候群

神経内分泌腫瘍(NET)の中で、セロトニン産生細胞からできた腫瘍。カルチノイド症候群の原因となる

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5人の医師がチェック 34回の改訂 最終更新: 2017.09.29

カルチノイド、カルチノイド症候群の基礎知識

カルチノイド、カルチノイド症候群について

  • 神経内分泌腫瘍NET)の中で、セロトニン神経伝達物質の一つ。生体リズムや睡眠・体温調節・精神状態などに関与しており、不足することでうつ病などの精神疾患を発症しやすくなると言われている産生細胞からできた腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類される
    • セロトニン産生細胞の多くが消化管口から肛門までの食物の通り道で、消化、吸収を行う管の総称。胃や腸などを含むに存在しているため消化管に起こることが多く、消化管カルチノイドと呼ばれることもある
  • セロトニンをはじめヒスタミンアレルギー症状の原因となる物質の一つ。炎症により血液中のヒスタミンが増加して、かゆみなどを引き起こすなどの生理活性物質が過剰に産生されると、気管支呼吸をする際の空気の通り道の一つ。口から吸い込んだ空気は、気管と気管支を通り、肺へ至るの収縮や血管の拡張、消化管の運動の亢進などが起こる
    • それによって起こる、下痢、皮ふの紅潮、喘息のような症状(喘鳴空気の通り道(気管支)が細くなることで生じる、「ヒューヒュー」というような呼吸の音。喘息や心不全などの病気で見られるなど)をあわせてカルチノイド症候群と呼ぶ
  • カルチノイド自体は良性病気の中でも、相対的に経過が悪くないもの。多くの場合、腫瘍をつくる病気に対して、悪性腫瘍と対比させるために使われる用語の腫瘍であることが多いが悪性の場合もあり肝転移がん細胞がリンパ液や血流にのって、リンパ節や他の臓器にまで広がること。転移がある場合は進行がんに分類されることが多いなどを起こす場合もある
  • 転移が起こっていても比較的増殖がゆっくりであることも特徴的

カルチノイド、カルチノイド症候群の症状

  • カルチノイド自体は症状を起こすことは少なく、大きくなると腹痛や便秘腸閉塞などの症状をおこすことがある
  • 過剰なホルモン体内で作られて、血流にのって体の特定の部位を刺激する物質。内分泌物質とも呼ばれる産生が有る場合はカルチノイド症候群カルチノイドのある人の10%以下)を起こす
    • 下痢
    • 皮膚が赤くなる
    • 喘息様の症状(喘鳴空気の通り道(気管支)が細くなることで生じる、「ヒューヒュー」というような呼吸の音。喘息や心不全などの病気で見られるなど)
    • 心不全(心臓の機能低下)

カルチノイド、カルチノイド症候群の検査・診断

  • 尿検査:ホルモン体内で作られて、血流にのって体の特定の部位を刺激する物質。内分泌物質とも呼ばれるの量を検査
  • 画像検査:腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類されるについて検査を行う
    • 上部内視鏡検査口もしくは鼻から小さいカメラを胃まで進めて、胃の中の状態を見る検査。「上部消化管内視鏡検査」とも呼ばれる下部内視鏡検査肛門から小さいカメラを直接大腸の中に入れて、大腸の内側の状態を見る検査。小腸まで観察することはできない
    • 腹部超音波検査空気の細かな振動である超音波を使って、腹部の状態を調べる検査
    • 超音波内視鏡検査上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)などに用いられる内視鏡の一種で、カメラの脇にエコー装置がついていて、超音波と直視の両方で病気を診断するための検査
    • CTX線(放射線)を用いて、体の内部を画像化して調べる検査検査
    • MRI磁力(電磁波)を用いて、脳や内臓、筋肉、骨などの組織を詳しく調べる検査検査
  • 必要に応じて生検病気(病変)の一部を採取すること。また、それを顕微鏡で詳しく調べる検査のこと。病気の悪性度の確認や、他の検査では診断が難しい病気の診断のために行われるを行い顕微鏡で腫瘍を検査し診断を確定する

カルチノイド、カルチノイド症候群の治療法

  • 手術による摘出が第一選択治療や検査について、まず最初に選ばれるものを指す。最も基本的、あるいは効果が立証されているものとなる
    • 内視鏡自在に曲がる管の先にカメラがついていて、体の奥を覗くための機械。有名なのは胃カメラや大腸カメラだが、様々な太さや用途があるで切除可能な場合もある
    • 転移がん細胞がリンパ液や血流にのって、リンパ節や他の臓器にまで広がること。転移がある場合は進行がんに分類されることが多いが有る場合は,肝部分切除,ラジオ波焼灼術、腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類される塞栓血液中を流された血栓などの異物が、細い場所で血管に詰まった状態。その先へ血流が流れにくくなってしまう術などが行われる
  • 症状の改善目的にサンドスタチンを使用する

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