半月板損傷で知っておくとよいこと:全治(軽度・重度)・リハビリテーションの期間や、サポーター・テーピングの効果、ストレッチ・筋トレ、放置した場合、など
目次
1. 半月板損傷は自然治癒する? 放置しておいた場合は?
半月板損傷の治療法には手術と
保存的治療は適した人と適さない人がいる
まず、全ての人が保存的治療を選べるわけではありません。例えば、ロッキングという症状がある人や損傷の程度が重い人には手術が必要です。診察や検査によって適切な治療法が分かります。自己判断で保存的治療を選ばないようにしてください。
保存的治療の「安静」には適切な方法がある
自然治癒するといっても、そのまま放置していいわけではありません。半月板の損傷直後は膝に腫れや痛みがありますし、無理に動かすと悪化して治りが悪くなることも考えられます。医師や
リハビリテーションも必要である
また、保存的治療を選んだ場合もリハビリテーションが必要になります。リハビリテーションを行うことで、膝の負担を軽減する筋力がつき、関節の動きが滑らかになります。順調に回復するためにも、リハビリテーションは欠かさないようにしてください。
2. 半月板損傷の手術の入院期間はどれくらいか?
入院期間は「手術による傷の治り具合」と「歩行の出来具合」の2つによって決まります。目安としては7日から10日間のことが多いです。ただし、傷から
3. 半月板損傷後のスポーツ復帰にはどれくらいの期間が必要か?:運動を再開する時期
スポーツは膝に負担をかけます。そのため、日常生活に支障がなくなってもすぐに競技に戻れるわけではありません。半月板損傷から復帰までの期間は2ヶ月程度から6ヶ月を目安としてください。期間に幅があるのは、怪我の程度やもともとの筋力といった個人差があるためです。また、半月板だけではなく前十字
4. 半月板損傷が治った後にも続けたいセルフケア:減量、ストレッチ・サポーター・テーピング、筋トレなど
膝の動きが以前と同じような状態に戻ったとしても、傷ついた半月板が完全に前と同じ状態になることは多くありません。そこで、日常動作やスポーツを支障なく行うためにはセルフケアが必要になります。ここでは重要なものをいくつか取り上げます。
適正体重を保つ:必要に応じて減量を

体重が増加すると膝に負担がかかるので、半月板損傷を経験した人は体重管理をしっかり行うとよいです。適正体重かどうかは
BMIは以下の計算方法でもとめられます。
- 体重[kg] ÷ 身長[m] ÷ 身長[m]
BMIの正常値は18.5から24.9で、日本人の場合、25を超えると肥満と診断されます。このBMIを用いて、自分が適正体重の範囲内かどうかを調べ、肥満に当てはまった人は食事療法や運動療法で減量してください。
運動前後のストレッチ、サポーターやテーピングなどの活用
運動前後のケアで膝の負担を軽減できる可能性があります。具体的には運動前後にストレッチを丹念に行ったり、膝の安定性を高めるためにサポーターやテーピングを使ったりすることです。これらはWEBや書籍などの情報も多く気軽に取り組みやすい反面、自己判断・自己流になりやすいように思います。整形外科医や理学療法士、作業療法士、専門的な知識を有するスポーツインストラクターに助言を求めると、より効果的な方法で膝を守ることができるでしょう。
筋力で半月板の機能を補う
半月板は膝の安定性を保つ重要な役割を担っていますが、一度損傷するとその機能は低下してしまうものです。そこで、膝の安定性を高めるために、太ももの筋肉を強化する必要があります。やり方は医療機関でのリハビリテーションで教えてくれます。
筋力トレーニングと聞くと専用のマシーンを使ってキツい運動をするイメージがあるかもしれませんが、自宅でも気軽にできるものもあります。筋トレを続けることで、再発予防や変形性膝関節症の予防にもつなげられるので、スポーツをする人もしない人も、ぜひ取り組んでみてください。
参考文献
Dennis A Cardone, Bret C Jacobs, Meniscal injury of the knee. UpToDate. 最終更新日2020.7.14