ろっかんしんけいつう
肋間神経痛
肋骨と肋骨の間に通っている神経に生じる痛み
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最終更新: 2024.07.12
肋間神経痛の基礎知識
POINT 肋間神経痛とは
肋間神経痛は肋骨と肋骨の間に走っている神経が原因で生じる痛みのことです。痛みは「突然起きる」「深呼吸時に痛みが増す」などの特徴がある場合あります。原因は帯状疱疹の後遺症や肋骨骨折、手術後の後遺症などさまざまですが、調べてもわからないこともあります。他の胸の痛みと区別をしたり原因を特定するために必要に応じていくつか検査を行います。治療は原因に合わせて行いますが、痛みに対しては鎮痛薬(痛み止め)やブロック注射などに効果が期待できます。肋間神経痛が心配な人は内科や整形外科を受診してください。
肋間神経痛について
肋間神経痛の症状
- 痛み:肋骨に沿って生じる
- 痛みは深呼吸やちょっとした姿勢の変化でも増強する
- 痛みは短時間だけ急激に起きる時もあれば、痛みが持続するときもある
肋間神経痛の検査・診断
肋間神経痛の治療法
- 骨折や
腫瘍 が原因の場合はそちらの治療を行う - それ以外は
対症療法 が中心となる- 痛み止めの服用
- 神経痛に効くとされる漢方薬を使うこともある
- 症状が重い場合は
神経ブロック 注射を行い、痛みを緩和させる