しょうかかんかんしつしゅよう

消化管間質腫瘍(GIST)

消化管の粘膜の下に腫瘍状の病変ができる腫瘍の一種

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7人の医師がチェック 70回の改訂 最終更新: 2017.05.15

消化管間質腫瘍(GIST)の基礎知識

消化管間質腫瘍(GIST)について

  • 消化管口から肛門までの食物の通り道で、消化、吸収を行う管の総称。胃や腸などを含むの粘膜の下に病変病気が原因となって体に生じた、あるいは変化が起きた、その特定の部位のことができる腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類されるの1つ
  • 厳密には悪性腫瘍無制限に増殖して周囲へ広がる、異常な細胞(がん細胞)による病気。塊となって腫瘍を作る固形がんと、白血病のように血液中にがん細胞が存在する血液がんがあるとも言い切れないが、悪性化(がん無制限に増殖して周囲へ広がる、異常な細胞(がん細胞)による病気。塊となって腫瘍を作る固形がんと、白血病のように血液中にがん細胞が存在する血液がんがある化)することがあるため、それと同じように扱うことが多い
  • 消化管細胞の遺伝子の突然変異が起こり発症症状や病気が発生する、または発生し始めることする
  • 人口10万人に2人の割合で発症
    • 50から60歳代に多い
    • 胃、小腸、大腸、食道の順に多い
      ・胃:70%
      ・小腸:20%
      ・大腸:5%
      ・食道:5%

消化管間質腫瘍(GIST)の症状

  • 吐き気
  • 胸痛、腹痛:腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類されるができる部位による
  • 飲み込みにくさ
  • 出血:吐血食道や胃、十二指腸からの出血が、口から出てくること。肺や気管支からの出血である「喀血」とは区別される下血食道から肛門までの消化管からの出血が原因で、血液成分を肛門から排泄すること
  • 貧血
  • 頭痛
  • お腹の張りやしこり

消化管間質腫瘍(GIST)の検査・診断

  • 胃カメラ口もしくは鼻から小さいカメラを胃まで進めて、胃の中の状態を見る検査。「上部消化管内視鏡検査」とも呼ばれる上部消化管内視鏡検査口もしくは鼻から小さいカメラを胃まで進めて、胃の中の状態を見る検査。「上部消化管内視鏡検査」とも呼ばれる)、大腸カメラ肛門から小さいカメラを直接大腸の中に入れて、大腸の内側の状態を見る検査。小腸まで観察することはできない下部消化管内視鏡検査肛門から小さいカメラを直接大腸の中に入れて、大腸の内側の状態を見る検査。小腸まで観察することはできない):腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類されるの有無を目視する
  • 上部、下部消化管造影検査肛門から造影剤を注入して、X線(レントゲン)で大腸の状態を調べる検査消化管口から肛門までの食物の通り道で、消化、吸収を行う管の総称。胃や腸などを含む(胃や腸)の動きを調べる
  • CTX線(放射線)を用いて、体の内部を画像化して調べる検査検査:胸部、腹部の腫瘍の大きさや位置を調べる
  • MRI磁力(電磁波)を用いて、脳や内臓、筋肉、骨などの組織を詳しく調べる検査検査:胸部、腹部の腫瘍の大きさや位置を詳しく調べる
  • 組織診病気を詳しく調べるために、体や病変の一部を切除して顕微鏡で調べる検査。例えば、腫瘍ががんか否かを調べる時などに行われる:腫瘍が良性病気の中でも、相対的に経過が悪くないもの。多くの場合、腫瘍をつくる病気に対して、悪性腫瘍と対比させるために使われる用語か悪性かを調べる
    • 腫瘍の一部を採取して顕微鏡で詳しく調べる

消化管間質腫瘍(GIST)の治療法

  • 基本的に手術して腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類されるを取り除く
    • 転移がん細胞がリンパ液や血流にのって、リンパ節や他の臓器にまで広がること。転移がある場合は進行がんに分類されることが多いのあるもの以外は手術で切除する
    • 特にサイズが大きいものや、増大傾向があるものは手術して切除する
  • 分子標的治療薬(イマチニブ)が有効であることが知られており、手術に組み合わせたり、再発に対して使ったりする
  • 定期的に検査することで早期発見、予防を行うことができる
  • 再発率は全体の約40%程度

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