なっふるでぃー/なっしゅ(ひあるこーるせいしぼうせいかんしっかん/ひあるこーるせいしぼうせいかんえん)
NAFLD/NASH(非アルコール性脂肪性肝疾患/非アルコール性脂肪性肝炎)
アルコール以外の原因で中性脂肪が肝細胞に蓄積している状態がNAFLD、そして肝臓に炎症が起きている状態がNASH
5人の医師がチェック 197回の改訂 最終更新: 2021.01.21

NAFLD/NASH(非アルコール性脂肪性肝疾患/非アルコール性脂肪性肝炎)の基礎知識

POINT NAFLD/NASH(非アルコール性脂肪性肝疾患/非アルコール性脂肪性肝炎)とは

アルコール以外の原因で脂肪が肝細胞に蓄積している状態を非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)といいます。また脂肪の蓄積によって肝臓に炎症が起きている状態を非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)といいます。自覚症状はないことが多いですが、肝炎が進行して肝硬変に至ると食欲不振・だるさ・全身のむくみ・手の震え・黄疸(皮膚や目が黄色くなる)などの症状が見られます。 症状や身体診察に加えて、血液検査・超音波検査・CT検査・MRI検査などを用いて診断します。また、診断が難しい場合には肝臓の一部を採取して顕微鏡で調べる検査(肝生検)を行うこともあります。治療は食事療法や運動療法による減量が中心になります。糖尿病や脂質異常症、高血圧がある人はこれらに対する治療も合わせて行います。NAFLD/NASHが心配な人や治療したい人は、消化器内科や消化器外科を受診して下さい。

NAFLD/NASH(非アルコール性脂肪性肝疾患/非アルコール性脂肪性肝炎)について

NAFLD/NASH(非アルコール性脂肪性肝疾患/非アルコール性脂肪性肝炎)の症状

  • NAFLDNASHではほとんど自覚症状がない
  • NASHが進行して肝硬変に至ると以下の様な症状が生じる
    • 食欲不振
    • だるさ、疲れやすさ、息切れ
    • 体重の変動(腹水による体重増加や、全体的な痩せなど)
    • 全身のむくみ
    • 手の震え
    • 黄疸

NAFLD/NASH(非アルコール性脂肪性肝疾患/非アルコール性脂肪性肝炎)の検査・診断

  • 問診(飲酒歴、薬剤服用歴、これまでにかかった病気、現在治療中の病気)
  • 画像検査:肝臓の形や大きさや脂肪沈着の程度を調べ、また肝臓がんの有無を調べる
    • 腹部超音波検査
    • 腹部CT検査
    • 腹部MRI検査
  • 血液検査
    • 酵素(AST、ALT、γ-GTPなど)の異常やその程度を調べる
    • 肝炎ウイルスが感染していないかを調べる
  • 腹腔鏡
    • カメラを通して直接肝臓の状態を観察する
  • 生検
    • 針で肝臓の一部を採取し、顕微鏡で観察して肝臓の状態を確認する

NAFLD/NASH(非アルコール性脂肪性肝疾患/非アルコール性脂肪性肝炎)の治療法

  • 日常生活習慣を改善して肥満を解消する
    • 食事内容(適切なカロリー摂取、炭水化物や脂質の制限)
    • 運動療法
  • アルコール摂取は少量なら問題ないというデータと摂取しないほうが良いというデータがあり、結論は出ていない
  • 薬物療法
  • NASHが進行して肝硬変になった人は、肝硬変の症状に対する治療を受ける

NAFLD/NASH(非アルコール性脂肪性肝疾患/非アルコール性脂肪性肝炎)の経過と病院探しのポイント

NAFLD/NASH(非アルコール性脂肪性肝疾患/非アルコール性脂肪性肝炎)が心配な方

NAFLDNASH脂肪肝の一種です。これらの病気は特に自覚症状がなく、健診で腹部エコーの検査を行って見つかる場合が多いです。血液検査で肝臓の値が上がっていることがきっかけで見つかることもあります。
アルコールを飲まない脂肪肝(NAFLD)の人の中には、肝炎が進行して肝硬変肝臓がんになる可能性がある非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の状態になっている人がいます。
NAFLDNASHが心配な人は、一度お近くの内科、特に消化器内科を受診して詳しく調べてもらうことをお勧めします。

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NAFLD/NASH(非アルコール性脂肪性肝疾患/非アルコール性脂肪性肝炎)でお困りの方

NAFLDNASHは、肥満メタボリックシンドロームと関わりの深い病気です。食事療法や運動療法による減量が治療の中心になります。
また、メタボリックシンドローム関連疾患と呼ばれる2型糖尿病脂質異常症高血圧症を持っている人は、これらの病気に対する治療を合わせて行うことが大切です。
具体的な食事療法・運動療法の目安を相談したり、肝炎が進行していないかを定期的にチェックするためにはかかりつけ医を作ることをお勧めします。継続的な通院が必要となりますので、主治医との相性や通院のしやすさを基準に考えてみるとよいでしょう。消化器内科がこれらの病気の専門科ですが、一般内科の医師にも診療を受けることができます。
信頼できて、日常生活の悩みをしっかり相談できる主治医を見つけることがとても大切です。

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