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メッケル憩室

小腸の壁が袋状になって外側にふくらんだもの

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5人の医師がチェック 82回の改訂 最終更新: 2016.09.12

メッケル憩室の基礎知識

メッケル憩室について

  • 小腸の壁が袋状になって外側にふくらんだ状態
    • 通常、成長とともに消えるはずの卵黄管が消えずに残り、メッケル憩室となる
  • 無症状例を含めると1-3%の発症症状や病気が発生する、または発生し始めること
    • 男女比は2:1
  • メッケル憩室を持っている人のおよそ20%で症状が出現する
  • 回盲部(小腸のうち大腸寄りの部分)から口側に60cmほどのところに発生することが多い

メッケル憩室の症状

  • 症状が現れないことが多い
  • 5歳未満の小児に最もみられる症状
    • 痛みのない直腸出血(血便主に大腸からの出血が原因で、赤い血液が付着した便が出ること。血液量が少ないと、検査をしない限り肉眼では分からないこともある下血食道から肛門までの消化管からの出血が原因で、血液成分を肛門から排泄すること
  • 憩室炎を起こした場合
    • 重度の痛み
    • 腹部の圧痛
    • 嘔吐
    • 発熱
  • 腸重積腸閉塞などを起こした場合
    • 腹痛
    • 嘔吐
    • 腹部膨満お腹が張った感じがすること。原因としては、便やガスが腸に溜まったり、腹水が溜まったりすることによる
    • ショック十分な血流が保てず、全身の臓器に十分な酸素や栄養が届かなくなってしまった危険な状態。全身の臓器がダメージを受け、すぐに治療を行わないと命に関わる   など

メッケル憩室の検査・診断

  • 腹部CT検査X線(放射線)を用いて腹部の状態を調べる検査。肝臓や腸などの内蔵から骨や筋肉まで、様々な組織の状態を確認することができる
    • 憩室の有無、炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るの有無を確認する
  • アイソトープ元素のうち、一般的なものよりわずかに重い、もしくは軽いもの。放射線を発する性質を用いて、医学検査や治療に用いられる検査
    • 炎症を持ったメッケル憩室の場所を特定する
  • 便潜血検査
    • 憩室からの出血の有無を確認する

メッケル憩室の治療法

  • 症状が起きていない場合は治療の必要がない
  • 出血やその他の症状がある場合
    • 腹腔鏡内視鏡の一種。腹部の内部を観察するために用いる。細長い棒の先にカメラがついていて、腹部の皮膚に小さな穴を開け、そこからカメラを差し込んで中を覗く下手術:メッケル憩室と周囲の腸の一部を含めて切除する

メッケル憩室の経過と病院探しのポイント

メッケル憩室でお困りの方

メッケル憩室は、特に症状が出ないままCTX線(放射線)を用いて、体の内部を画像化して調べる検査検査で偶然見つかるケースが多いでしょう。そのままにしていても変化がほとんど生じないため、症状がなければ治療は不要です。

メッケル憩室のある方では、憩室から出血したり、憩室内で細菌感染症を起こす微生物の1つ。ウイルスと比較して10-100倍の体の大きさをもつ炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るを起こして憩室炎の原因となったりすることがまれにあります。症状が強い場合には手術を行いますが、その際には消化器外科、食道外科、大腸外科など、病院ごとに担当となる科は様々です。普段からかかっている医師に相談をして、入院の時期や入院先を一緒にお決めになることをお勧めします。

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