びまんせいじくさくそんしょう
びまん性軸索損傷
頭に外傷を負ったあと、頭部CTを撮影しても脳出血などの異常は認めないが、意識障害が数時間以上続く病気
9人の医師がチェック 97回の改訂 最終更新: 2017.06.15

びまん性軸索損傷の基礎知識

びまん性軸索損傷について

  • 頭に外傷を負ったあと、頭部CTを撮影しても脳出血などの異常は認めないが、意識障害が数時間以上続く病気
    • 軸索とは脳の細かな神経細胞線維のこと
    • 頭部に回転力の強い力が加わり、軸索に損傷を負うことで起こる
  • 6時間以上意識障害が続く場合を、「びまん性軸索損傷」と定義している
  • 交通事故や頭部外傷が原因で起こることが多い

びまん性軸索損傷の症状

  • 意識障害
    • 会話の応答がおかしい状態、呼びかけても返事がない状態、意識がない状態など
  • 高次機能障害
    • 言葉がうまく出てこない
    • 服を着る、脱ぐなどの日常動作ができない
    • 日常で道具をうまく使えない
    • 集中できない
    • 意欲がわかない
  • 運動障害
    • 手足が動かしにくい

びまん性軸索損傷の検査・診断

  • 頭部CT
    • 脳の出血や損傷の有無を調べる
    • びまん性軸索損傷の場合、頭部CTでは異常が見つからない
  • 頭部MRI
    • 頭部CTでは検出できない細かい損傷を見つけることができる

びまん性軸索損傷の治療法

  • びまん性軸索損傷に対する特別な治療はなく、時間が経つにつれ少しずつ回復していく
  • 脳挫傷脳内出血がない場合は、時間と共に回復はしていくが、後遺症が残ることが多い
  • リハビリテーション
    • 後遺症に対して、早くからリハビリをすることが望ましい
    • 特に高次脳機能障害は自分も周りの人も対応が難しいので、リハビリや周りの人の理解とサポートが大切である


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