思春期早発症 - 基礎知識(症状・原因・治療など) | MEDLEY(メドレー)
ししゅんきそうはつしょう
思春期早発症
通常よりも早い時期に性の発達ががみられる病気。性ホルモンの量が多いことによる
6人の医師がチェック 81回の改訂 最終更新: 2019.02.14

思春期早発症の基礎知識

POINT 思春期早発症とは

通常より早い時期に性の発達が見られる病気のことです。性ホルモンの量が多いことが原因だと考えられています。腫瘍が影響していることもあるので、血液検査や画像検査で詳しく調べられることがあります。ホルモンの分泌を抑えるために、薬物治療が行われることがあります。また腫瘍が原因の人には手術が行われます。治療の影響で身体の発達が止まってしまうこともあるので、成長の速度を見極めながら治療をすることが大切です。思春期早発症は小児科や内科で診療が行われます。

思春期早発症について

  • 通常よりも早い時期(周囲よりも2年程度)に性の発達が起こる病気
    • 第二次性徴が現われる時期で判断する
  • 第二次性徴に含まれるもの
    • 男児
      • 精巣・陰茎・陰嚢の発達
      • 陰毛の発生
      • わき毛、ひげの発生、声変わり
    • 女児
      • 乳房の発達
      • 陰毛、わき毛の発生
      • 外陰部の発達
      • 初経
  • 男性ホルモン、女性ホルモンの異常な分泌によって、性の発達が早い時期に引き起こされる
  • 大きく「中枢性」と「原発性」とに分けられる
    • 中枢性思春期早発症(下垂体の異常によるもの)
    • 原発性思春期早発症(副腎や性腺の腫瘍が原因となるもの)

思春期早発症の症状

  • 男児に起こる症状
    • 9歳未満:精巣・陰茎・陰のうの発達
    • 10歳未満:陰毛の発生
    • 11歳未満:わき毛、ひげの発生、声変わり
  • 女児に起こる症状
    • 7歳半未満:乳房の発達
    • 8歳未満:陰毛、わき毛の発生
    • 10歳半未満:外陰部の発達、初経
  • 多くの場合、子供の頃に急激に身長が伸びるが、止まるのも早いため、結果的に身長は低くなることが多い

思春期早発症の検査・診断

  • 血液検査:性ホルモンについて調べる
  • 画像検査:腫瘍などがないか確かめる
    • MRI検査:腫瘍の大きさや位置を調べる
    • 超音波検査:腫瘍の有無を調べる

思春期早発症の治療法

  • 主な治療
    • 薬物療法
      • LH-RHアナログ:下垂体から卵巣または精巣への刺激を抑えることで、女性ホルモンまたは男性ホルモンの分泌を抑える
    • 手術
      • 腫瘍摘出術:脳や副腎などにできた腫瘍を取り除く
  • 周囲よりも肉体的な性発達が早いことで、心理的な問題が生じることを防ぐ
    • 学校でのいじめにつながるケースもあるため、注意が必要
  • 治療を早期に開始することで身長が低くなってしまうことを防ぐことも重要

思春期早発症のタグ

思春期早発症に関わるからだの部位