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子宮破裂

出産のときに、子宮が裂けたり破れてしまう状態。帝王切開後の妊娠や、胎児が大きすぎるなどの原因によって起こることが多い

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4人の医師がチェック 85回の改訂 最終更新: 2017.05.15

子宮破裂の基礎知識

子宮破裂について

  • 妊娠、出産時に子宮が裂けたり破けたりする状態
    • 子宮の内側だけが裂ける場合と、外側まで破けてしまう場合など、重症度は様々である
  • 以下の場合に起こりやすい
    • 胎児と骨盤の大きさが不釣り合いである場合
    • 陣痛促進剤を過度に使用するなど分娩が進行しにくい状況で強すぎる陣痛(過強陣痛)が起こった場合
    • 過去に子宮の手術を受けた人が妊娠(子宮筋腫や帝王切開など)した場合
  • 子宮が破裂することでお腹の中で大量に出血が起こりやすい
  • 胎盤の血流が途絶え胎児が危険な状況になる可能性が高い
  • 過去に子宮の手術を受けた人の妊娠(子宮筋腫や帝王切開など)や子宮収縮薬の使用によって起こる
  • 全妊娠の0.1%程度以下に起こると考えられている

子宮破裂の症状

  • 破裂の程度によって症状は異なる
  • 母体の症状
    • 腹部の激痛
    • 分娩が止まってしまう
    • 出血
      ・出血がひどいとDIC出血性ショックになる
      ・母子ともに命に関わる状態になりうる

子宮破裂の検査・診断

  • 触診
    • 子宮破裂の直前には臍の高さまたはそれ以上で横または斜めに走る線(収縮輪)が触れることがある
  • 超音波検査空気の細かな振動である超音波を使った画像検査。体の奥の血管や臓器を観察することができる:子宮破裂による出血や、子宮の形を調べる
    • お腹から当てる腹部超音波検査空気の細かな振動である超音波を使って、腹部の状態を調べる検査と、経腟超音波検査(腟の中に入れて行う超音波検査)がある
  • CTX線(放射線)を用いて、体の内部を画像化して調べる検査G(胎児心拍陣痛図):分娩進行中であれば胎児の心音の低下がみられることがある

子宮破裂の治療法

  • 子宮破裂に対しては緊急の治療が必要
    • 出血性ショックが起きていれば、緊急で輸血や昇圧剤の投与を行う
    • その上で、できるだけ早く手術を行い、胎児を取り出して止血する
  • 破裂した子宮は、裂けた部分を縫って子宮を温存する場合と、子宮を取り除いてしまう場合がある
    • 止血が難しく、命に関わるような状態では子宮を取り除く

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