こうもんがん
肛門がん
肛門周辺にできたがんの総称。ヒトパピローマウイルスへの感染が原因の一つと考えられている。
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最終更新: 2021.01.14
肛門がんの基礎知識
POINT 肛門がんとは
肛門周囲にできたがんの総称です。ヒトパピローマウイルス感染が主な原因と考えられています。主な症状は出血・痛み・かゆみ・しこりなどになります。 症状や身体診察に加えて、超音波検査やCT検査を行って診断します。治療法には手術・化学療法(抗がん剤治療)・放射線治療がありますので、病状や身体の状態を鑑みて適切な治療を行います。肛門がんが心配な人や治療したい人は、消化器内科や消化器外科を受診して下さい。
肛門がんについて
肛門がんの症状
- 肛門に起こる症状
- 出血
- 痛みや圧迫感
- かゆみ
- しこり
- 便の変化
- 便が出づらい
- 便が細くなる
肛門がんの検査・診断
大腸カメラ (内視鏡 ):肛門の腫瘍 の有無を調べる組織診 :腫瘍の一部を切り取り、顕微鏡で調べる- 画像診察:全身への
がん の広がりなどを調べる超音波検査 CT 検査
- がんの
病期 (ステージ )を以下の3つから判定する- がんの広がり
リンパ節転移 の有無、広がり- 他の臓器への
転移 (遠隔転移 )の有無
肛門がんの治療法
- 治療は切除が可能であれば、手術が行われる(直腸切断術が主)
- 手術後は人工肛門が必要になることが多い
- 場合によっては
放射線療法 と化学療法 を組み合わせる - 放射線療法や化学療法単独の効果は期待できない
リンパ節転移 している場合があるので摘出する必要がある5年生存率 は約45%