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封入体結膜炎、トラコーマ

クラミジア菌が目に感染して炎症が生じた状態。重症な場合には失明の原因となることもある

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5人の医師がチェック 70回の改訂 最終更新: 2017.08.08

封入体結膜炎、トラコーマの基礎知識

POINT封入体結膜炎、トラコーマとは

封入体結膜炎、トラコーマは、クラミジア・トラコマチスという細菌による結膜の感染症です。不衛生な環境からうつるトラコーマは、近年減少しましたが、尿道炎や子宮頸管炎などの性感染症からくる封入体結膜炎は増加しています。また、まれに赤ちゃんでも産道を通るときにお母さんから感染し、結膜炎になってしまうことがあります。妊婦は出産前に自分がクラミジアにかかっていないかをチェックすることが大切です。 大人の場合では、感染した性器を触った手で目を触ると、潜伏期間1週間ほどを経て、目が赤くなる、目ヤニや涙が出る、痛い、瞼が腫れるといった症状で現れます。強い症状は2-3週間で収まりますが、完全に治癒するまでには6-8週間かかります。重症の場合には失明することもあります。眼だけではなく感染性器の、また、自分だけではなくパートナーの治療も重要です。必ず眼科や感染症科にかかるようにして下さい。

封入体結膜炎、トラコーマについて

  • クラミジア・トラコマチス細菌の一種で、主に眼や性器に症状が出る感染症の原因となるという細菌感染症を起こす微生物の1つ。ウイルスと比較して10-100倍の体の大きさをもつが目に感染して炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るが生じた状態
    • クラミジアが目に感染し、まぶたまぶたのこと。眼球の上下にある皮膚の部分を指し、それぞれを上眼瞼、下眼瞼と呼ぶの内側にある「結膜眼の一部を薄く覆っている膜。まぶた(眼瞼)の裏側にある眼瞼結膜と、白眼(強膜)の表面を覆う眼球結膜がある」と呼ばれる場所に炎症が起き、目の痛みなど様々な症状を引き出す
    • クラミジアは性病の代表的な病原体でもある
  • 感染経路:子供の場合、母親からの感染が多い
  • 全失明患者の11%
    • 年々患者数は減少傾向
    • 10歳未満の子供は失明しやすいので注意が必要

封入体結膜炎、トラコーマの症状

  • 主な症状
    • 目の充血
    • 眼瞼まぶたのこと。眼球の上下にある皮膚の部分を指し、それぞれを上眼瞼、下眼瞼と呼ぶ腫脹様々な原因で体の一部が腫れることまぶたまぶたのこと。眼球の上下にある皮膚の部分を指し、それぞれを上眼瞼、下眼瞼と呼ぶが腫れている状態
    • 眼脂:濃い目やにが多く出る
    • 濾胞(ろほう):まぶたの内側にブツブツができる
  • その他症状
    • 偽膜という、灰白色の膜が目にできることもある
  • 重症な場合は失明することもある

封入体結膜炎、トラコーマの検査・診断

  • 細菌検査病気を引き起こしている細菌の、種類を特定するための検査まぶたまぶたのこと。眼球の上下にある皮膚の部分を指し、それぞれを上眼瞼、下眼瞼と呼ぶの内側の組織を一部取り、菌の種類を調べる
  • 性病検査:性器のクラミジア感染がないかを調べる

封入体結膜炎、トラコーマの治療法

  • 薬物療法
    • 症状が目だけの場合、マクロライド系抗菌薬細菌感染症に対して用いられ、細菌の増殖を防ぐ、もしくは殺菌する薬。ウイルスや真菌(かび)には効果がないの入った目薬をつける
    • 性器もクラミジアに感染している場合、マクロライド系抗菌薬の内服が行われる
  • 予防、再発予防方法
    • 触れることで感染するため、感染した人と同じタオルを使わないようにする
    • 子どもを産む前に性病検査を受け、性病を治療してから妊娠すると、子どもへの感染を予防することができる

封入体結膜炎、トラコーマの経過と病院探しのポイント

封入体結膜炎、トラコーマかなと感じている方

封入体結膜炎は、眼(結膜眼の一部を薄く覆っている膜。まぶた(眼瞼)の裏側にある眼瞼結膜と、白眼(強膜)の表面を覆う眼球結膜がある)でクラミジアという細菌感染症を起こす微生物の1つ。ウイルスと比較して10-100倍の体の大きさをもつが繁殖して炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るを起こしている状態です。目やにや充血、まぶたまぶたのこと。眼球の上下にある皮膚の部分を指し、それぞれを上眼瞼、下眼瞼と呼ぶの腫れといった症状が出現します。クラミジアが原因の結膜炎はその他の結膜炎よりも症状が強くなりがちですが、似たような症状を呈する病気は他にもあるため、ご自身で封入体結膜炎だと自己診断するのは難しいでしょう。細菌の中でもクラミジア以外の菌やウイルス様々な病気の原因となる病原体の一つ。細菌とは別物であり、抗菌薬は無効であるが原因となることもありますし、花粉症のようなアレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態性のものもあります。

このように、似た症状で結膜炎と診断されても原因がクラミジアによるものとは限らないため、ご心配の場合はまず一度お近くの眼科クリニックを受診して診察を受けることをお勧めします。結膜炎自体はよくある眼科疾患ですので、大病院や専門病院でなければ診断がつけられないということはありません。

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封入体結膜炎、トラコーマでお困りの方

点眼薬目薬のこと(目薬)の抗生物質微生物が産生する細胞の増殖や機能を阻害する物質。抗菌薬・抗ウィルス薬・抗がん薬を含むを使用するのが基本的な治療です。また、清潔でない手で眼をいじると再感染の元となりますので、なるべく目をこすらないことに加えて手洗いに努め、手指を清潔に保つようにしましょう。

封入体結膜炎結膜炎の中でも治るまでに時間を要する疾患です。最初の受診で改善が見られない場合には、別の病院を受診するのではなく、出来る限り最初と同じ医療機関を再診するようにしてください。「この薬の効果がなければ次はこう考える」という二の手、三の手がある中で効く可能性の高いものから順に治療を行っていきますし、最初の時点からの眼の様子の変化が診断の上で重要なことが多いためです。

また成人に生じる封入体結膜炎は性感染症何らかの病原体が引き起こす病気。細菌、ウイルス、真菌などが原因となることが多い。人から人へ直接うつらないものも含めた総称の一種ですので、眼だけでなく陰部のクラミジア感染がないかどうか、そしてパートナーの方に感染がないかどうかも確認が必要です。何か気になる症状があるようであれば、眼の治療だけでなく泌尿器科もあわせて受診の上、パートナーの方と一緒に治療に当たられてください。

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