骨盤位(逆子) - 基礎知識(症状・原因・治療など) | MEDLEY(メドレー)
こつばんい(さかご)
骨盤位(逆子)
子宮内の胎児が、子宮口に下半身を向けて育っている状態。一般的には逆子(さかご)と呼ばれる
5人の医師がチェック 69回の改訂 最終更新: 2018.12.12

骨盤位(逆子)の基礎知識

POINT 骨盤位(逆子)とは

子宮内の胎児が子宮口に下半身を向けている状態のことで、一般的には逆子と呼ばれる状態のことです。原因が特にない場合もあれば、母体側もしくは胎児側に原因がある場合があります。妊娠が進むにつれて、骨盤位である確率は少しずつ下がります。特に自覚症状はありませんが、胃を圧迫して息苦しさを感じたすることがあります。超音波検査で胎児の向きを調べます。骨盤位が問題になるのは分娩時です。膣からの分娩が難しいと考えられる場合は、帝王切開が選択されます。

骨盤位(逆子)について

  • 子宮内の胎児が、子宮口に下半身を向けて育っている状態
    • 一般的には逆子(さかご)と呼ばれる
    • 子宮口に頭が向いている(頭が下)のが正常
  • 原因は主に母体側と胎児側とに分かれる
    • 母体側の原因
      • 母体の骨盤が小さい
      • 子宮に問題がある場合(子宮筋腫・胎盤の位置)
      • 羊水が少ない、あるいは多い
    • 胎児側の原因
      • 胎児に成長異常がある
      • 胎児が非常に大きい(妊娠糖尿病の母親の影響を受ける)
    • 原因がはっきりしないものもある
  • 発症頻度は、妊娠が進むにしたがって下がってくる
    • 妊娠の20週前後では50-70%
    • 妊娠24から27週では約35%
    • 妊娠28から31週では約16%
    • 妊娠32から35週では10%
  • 分娩予定日になっても骨盤位である確率は2-5%
  • 身長の低い女性は骨盤も小さいため、逆子になりやすい

骨盤位(逆子)の症状

  • 自覚症状はほとんど無い
  • 妊娠後期の場合、胎動のある位置で母親本人が気づくこともある
  • 胎児の頭が母体の胸の方へくる場合、胃を圧迫して息苦しくなったり疲れやすくなることがある

骨盤位(逆子)の検査・診断

  • 触診:胎児の向きを調べる
  • 腹部超音波検査:胎児の向きを調べる
    • この検査で確認することで診断が可能

骨盤位(逆子)の治療法

  • 胎児の頭部を子宮口向きに矯正するための方法
    • 逆子体操
    • 胸膝位
      • うつ伏せになって膝を曲げお尻をできるだけ高く持ち上げる体位を15分ほどとる
    • 骨盤位外回転術
      • 成功率は高いが、胎盤剥離などの副障害を起こす可能性がある
  • 妊娠後期に骨盤位である場合
    • 腟からの分娩が可能であるか検討する
    • 膣からの分娩が困難であると予想される場合は、帝王切開が選択されることがある
  • 骨盤位のままでの分娩は経過の中で異常が起きやすく、緊急で帝王切開などが必要な場合がある
    • なかでも足先が子宮口を向いている状態の分娩は最も経過が良くない

骨盤位(逆子)のタグ

骨盤位(逆子)に関わるからだの部位