すいしょうたいだっきゅう
水晶体脱臼
チン小帯という水晶体(眼のレンズの部分)を固定する組織が切れるている状態。固定が不安定になって、水晶体が瞳孔の前に飛び出している
3人の医師がチェック 72回の改訂 最終更新: 2017.12.06

水晶体脱臼の基礎知識

POINT 水晶体脱臼とは

水晶体という眼の中のレンズがずれている状態です。ピントがうまく合わないだけでなく、レンズが眼の中の水の循環を邪魔して緑内障になったり、網膜まで一緒にはがれて網膜剥離になってしまったりします。眼を強くぶつける、またはレンズを支えている組織が弱くて切れてしまうなどの原因で起こります。その他に、生まれつきレンズがずれている場合もあります。すでに視力が発達している大人の水晶体脱臼と違い、視力が育っていく最中の子供では、早めに見つけて眼鏡を作ったり手術をしたりしないと、大人になってから、眼鏡をかけてもよく見えない「弱視」になってしまいます。水晶体脱臼を起こす赤ちゃんは、他の病気を持っていることも多いので、親、もしくは本人がマルファン症候群、Weill-Marchesani症候群、ホモシスチン尿症と診断されている場合は、早めに眼科を受診してください。

水晶体脱臼について

  • チン小帯という水晶体(眼のレンズの部分)を固定する組織が切れるている状態。水晶体の位置が不安定になって、視野が正常でなくなってしまう
  • 主な原因
  • 分類
    • 亜脱臼:チン小帯の一部が切れた状態。水晶体が下方に落ちてしまう
    • 脱臼:チン小帯が全て切れた状態。水晶体が瞳孔の前に飛び出してくる

水晶体脱臼の症状

  • 視力の低下:軽度のずれであれば問題ないこともある
  • 眼の充血:脱臼した水晶体が刺激し充血する

水晶体脱臼の検査・診断

  • 細隙灯という眼科用のレンズで直接観察する
  • 画像検査:眼に出血などがあり観察が難しい場合に有効
    • 超音波検査
    • 頭部CT検査

水晶体脱臼の治療法

  • 視力が正常または症状が軽い場合は経過観察を行うことが多い
  • 症状が強い場合は、外れた水晶体とその周囲にある硝子体を取り除く大掛かりな手術が必要となる
    • 水晶体を取り除いた後に眼内レンズを入れる


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