こうじょうせんきのうていかしょう
甲状腺機能低下症
身体の新陳代謝(エネルギー代謝)を活発にする甲状腺ホルモンが、何らかの理由で不足している状態
12人の医師がチェック 77回の改訂 最終更新: 2023.01.13

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンの不足により気分の落ち込み、疲れやすさ、むくみといったさまざまな症状を起こす病気です。これらの症状は甲状腺ホルモン補充療法により改善させることができます。大人の場合は内分泌内科、代謝内科、子どもの場合は小児科で治療を受けることができます。

甲状腺機能低下症とは?症状、原因、検査、治療など

甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンの不足により気分の落ち込み、疲れやすさ、むくみといったさまざまな症状を起こす病気です。これらの症状は甲状腺ホルモン補充療法により改善させることができます。大人の場合は内分泌内科、代謝内科、子どもの場合は小児科で治療を受けることができます。

甲状腺機能低下症の症状について:甲状腺の腫れ、疲れやすさなど

甲状腺機能低下症になると気分の落ち込み、むくみ、疲れやすさなどさまざまな体調不良を自覚します。これらの症状は、健康な人でも経験する一時的な不調と重なる部分が多いため、我慢してしまったり、気のせいだとやり過ごしてしまう人が少なくありません。こちらのページで症状について詳しく説明しているので、当てはまるものがある人は受診を検討してみてください。

甲状腺機能低下症の原因について:橋本病、クレチン症など

甲状腺ホルモンが体内で正常に働くためには、甲状腺だけでなく、脳(下垂体)、甲状腺受容体などさまざまな部位がきちんと機能している必要があります。言い換えると、これらのどこかで問題が生じると甲状腺機能低下症が起こることがあります。

甲状腺機能低下症の検査について:血液検査、甲状腺エコー検査など

甲状腺機能低下症が疑われる人には問診、身体診察、血液検査、甲状腺エコー検査などの検査が行われます。なかでも血液検査が重要で、甲状腺ホルモン値を反映するフリーT3、フリーT4、甲状腺刺激ホルモンの項目は、甲状腺機能低下症かどうかの診断だけでなく、薬物治療の効果判定などにも用いられます。

甲状腺機能低下症の治療について:甲状腺ホルモン薬、漢方薬

甲状腺機能低下症の治療の中心は薬物療法です。甲状腺ホルモンを補充するための甲状腺ホルモン薬や、症状緩和のために用いられる漢方薬があります。一人ひとりの検査結果や症状に合わせて治療薬が選択されます。

甲状腺機能低下症に関するよくある疑問点:治療、食事、妊娠に関連したものについて

甲状腺機能低下症は現在の医療では根治が難しく付き合いが長くなる病気です。日常生活の中でもさまざまな疑問点が生じることがあるかもしれません。このページでは治療、食事、妊娠に関連したよくある疑問点に答えます。