あれるぎーせいけつまくえん(しゅんきかたる)

アレルギー性結膜炎(春季カタル)

目の結膜でアレルギー反応が生じて、炎症の起こる病気

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11人の医師がチェック 127回の改訂 最終更新: 2016.09.01

アレルギー性結膜炎(春季カタル)の基礎知識

アレルギー性結膜炎(春季カタル)について

  • 目の結膜眼の一部を薄く覆っている膜。まぶた(眼瞼)の裏側にある眼瞼結膜と、白眼(強膜)の表面を覆う眼球結膜があるアレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態反応が生じて、炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るの起こる病気
  • アレルギー性結膜炎の分類としては季節性と通年性がある
  • アレルギー性結膜疾患の中でも増殖性変化(とくにまぶたまぶたのこと。眼球の上下にある皮膚の部分を指し、それぞれを上眼瞼、下眼瞼と呼ぶ)の強いものを「春季カタル」と呼ぶ
    • まぶたの裏側がぼこぼこしたり、黒目と白目の間が腫れたりする
    • 春先や季節の変わり目に症状が重くなることが多く「春季カタル」と呼ばれるが、ほかの季節に起こる場合がある
  • 目以外にも、くしゃみ、鼻水などのアレルギー症状を併発することが多い
    • スギ花粉症の症状として起こるパターンが多い

アレルギー性結膜炎(春季カタル)の症状

  • 主な症状
    • 強いかゆみ
    • 目の充血
    • 目やに
    • 涙目
    • 目の違和感
  • 春季カタル」になると、まぶたまぶたのこと。眼球の上下にある皮膚の部分を指し、それぞれを上眼瞼、下眼瞼と呼ぶの裏側が腫れたり、黒目と白目の境目が腫れたりする
  • 角膜(黒目の表面)に病変病気が原因となって体に生じた、あるいは変化が起きた、その特定の部位のことがあれば、視力低下が起こることもある

アレルギー性結膜炎(春季カタル)の検査・診断

  • 一般的には特に検査を行わず、症状のみから診断する
    • 以前からアトピー体質であったり、症状が季節とともに変わる特徴があれば参考になる
  • 結膜眼の一部を薄く覆っている膜。まぶた(眼瞼)の裏側にある眼瞼結膜と、白眼(強膜)の表面を覆う眼球結膜がある擦過:結膜の粘液成分から、アレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態に特有の白血球血液の中にある血球の一種。免疫を担当しており、病原体が体内に入って来た時に、それと戦う役割を担うを検出する
  • 血液検査:アレルギー反応があるかを調べる
    • RAST検査(アレルギー物質検査)を行う

アレルギー性結膜炎(春季カタル)の治療法

  • 主な治療法
    • アレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態薬の点眼剤:副作用が少ないので選ばれやすい
    • ステロイド薬副腎で作られるホルモンの1つ。ステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症や免疫反応を抑えることができるため、様々な病気の治療で用いられているの点眼剤
    • 春季カタルなどで重症の場合、ステロイド薬の結膜眼の一部を薄く覆っている膜。まぶた(眼瞼)の裏側にある眼瞼結膜と、白眼(強膜)の表面を覆う眼球結膜がある下注射や内服あるいは免疫病原体に対する体の防御システム。何かのきっかけで、免疫が過剰反応している状態がアレルギーで、免疫が自分自身の体を攻撃してしまうのが自己免疫疾患抑制薬の点眼剤を使用する
  • 予防、再発予防方法
    • 抗原が特定されていればそれを避ける
    • 花粉症の場合、アレルゲンアレルギー反応を起こす原因になる物質のこと。代表的なものは、ダニ、ハウスダスト、花粉、そば、卵、金属などである花粉にあらかじめ対策する
      ・花粉が飛ぶ時期の2週間以上前から抗ヒスタミンアレルギー症状の原因となる物質の一つ。炎症により血液中のヒスタミンが増加して、かゆみなどを引き起こす薬などの抗アレルギー薬を点眼しておくことで症状を軽くできる
      ・マスクやゴーグルを着用して花粉を極力避ける

アレルギー性結膜炎(春季カタル)に関連する治療薬

免疫抑制薬(点眼薬)

  • 免疫反応を抑えることで、アレルギー性結膜疾患の中で症状が重い「春季カタル」による目の腫れなどの症状を改善する薬
    • 増殖性変化の強いアレルギー性結膜疾患を「春季カタル」といい、まぶたの裏側が腫れるなどの症状が起こる
    • アレルギー反応は免疫細胞から反応を引き起こす物質が放出されることにより起こる
    • 本剤は免疫反応を抑えることでアレルギー反応を抑える作用をあらわす
免疫抑制薬(点眼薬)についてもっと詳しく

副腎皮質ホルモン(眼科用外用薬)

  • 抗炎症作用や抗アレルギー作用によって眼瞼炎、結膜炎、角膜炎などの炎症性疾患や手術後の眼の炎症などを抑える薬
    • 眼の炎症性疾患はアレルギーや外傷など何らかの原因によって炎症が起こっている状態
    • 副腎皮質ホルモン(ステロイド)は抗炎症作用や免疫反応を抑える抗アレルギー作用などをもつ
    • 本剤は副腎皮質ホルモンの点眼用製剤である
  • 製剤によっては点眼用以外の用途(点耳用や点鼻用)で使用するものもある
副腎皮質ホルモン(眼科用外用薬)についてもっと詳しく

抗アレルギー薬(点眼薬)

  • 目におけるアレルギー反応を抑えることで、目のかゆみや充血などのアレルギー症状を抑える薬
    • アレルギー性結膜炎は花粉などのアレルギーの原因となる物質により、目の結膜でアレルギー反応が起きて、目のかゆみや充血などが起こる
    • 体内のアレルギー反応を引き起こす物質にヒスタミンやロイコトリエンなどがある
    • 本剤はアレルギー反応を引き起こす物質を阻害することで抗アレルギー作用をあらわす
抗アレルギー薬(点眼薬)についてもっと詳しく

アレルギー性結膜炎(春季カタル)の経過と病院探しのポイント

アレルギー性結膜炎(春季カタル)かなと感じている方

アレルギー性結膜炎では目の充血とかゆみが特徴です。花粉症による目の症状もアレルギー性結膜炎に含まれます。このような症状に該当してご心配な方は眼科、またはアレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態科のクリニックでの受診をお勧めします。いわゆる花粉症であれば、アレルギー科ではなくとも一般的な内科のクリニックで十分に対応可能です。

アレルギー科は、アレルギーリウマチ科、アレルギー膠原病複数の臓器に炎症がみられる病気の総称。有名なものとしては関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなどがある科、アレルギー免疫病原体に対する体の防御システム。何かのきっかけで、免疫が過剰反応している状態がアレルギーで、免疫が自分自身の体を攻撃してしまうのが自己免疫疾患科、アレルギー血液科などといったように、他の科と一緒になっていることがあります。そのようなところでも、受診の際に症状を伝えれば適切な対応が可能ですのでご心配は不要です。

アレルギー性結膜炎の診断は問診医師が、ある症状や病気についての経過を聞き、質問を繰り返すことと診察で行います。そしてアレルギーの原因物質を確認するためには血液検査を行います。アレルギー原因が不明でこのような検査を希望する場合には、受診前に検査が可能か医療機関に問い合わせると良いかもしれません。眼科で血液検査に対応できるクリニックは少なく、アレルギー科のクリニックや、病院で検査を受けることになります。

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アレルギー性結膜炎(春季カタル)でお困りの方

アレルギー性結膜炎は、アレルギー免疫反応によって、体が過剰な防御反応を起こして悪影響が生じてしまう状態を抑える目薬を使用するのが基本的な治療です。どこの眼科でも対応が可能な疾患ですので、特殊な医療機関を選んで受診しなければならないということはありません。症状が目だけならば眼科、目以外にも腫れやかゆみ、くしゃみなどの症状があればアレルギー科の受診が勧められます。

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