こうくうがん
口腔がん
口の中にできる悪性腫瘍(がん)の総称。舌にできる舌がんが一番多い
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最終更新: 2021.11.28
口腔がんの基礎知識
POINT 口腔がんとは
口腔は口の中全体のことを指し、口の中にできるがんの総称が口腔がんです。口腔がんには舌がんや歯肉がん、頬粘膜がん(ほほの粘膜のがん)などがあり、舌にできる舌がんが最も多いです。口腔がんの主な症状は痛みやしこり、腫れです。視診(見た目の診察)で口腔がんが疑われる人には、組織診(腫瘍の一部を取り出して顕微鏡でみる検査)によって診断が行われ、がんの広がりをみるためにCT検査、MRI検査などが行われます。 手術や放射線、抗がん剤が有効で、自分の病状に適したものが選ばれます。口の中のできものやしこり、口内炎が長く残っている人は口腔がんの可能性があります。口腔外科や耳鼻咽喉科、頭頸部外科などで詳しく調べてもらってください。
口腔がんについて
口腔がんの症状
- 主な
症状 - 口腔の痛み
- しこり
- 腫れ
- ただれ
- 口内炎
- 出血
- 歯のぐらつき
- 口臭
- 病気の説明
- 初期には自覚症状が少ないため、注意が必要
- 症状が改善せずに長く続く場合には診察を受けるほうが良い
口腔がんの検査・診断
- 診察で口腔がんを疑う
- 口腔白板症(白色の
病変 )はがん 化の可能性がある前がん病変といわれている
- 口腔白板症(白色の
- 画像検査
- 口腔内に
腫瘍 がないか、また腫瘍の広がりなどを調べる レントゲン (X線 )検査CT 検査MRI 検査PET検査
- 口腔内に
組織診 - 異常が見られる部分の一部を採取し、がん細胞が含まれるかどうかを調べる
口腔がんの治療法
- 基本的な治療方針
がん ができる場所によって治療が異なるが、基本的に手術が第一に選択される- 術後再発のリスクが高い場合には、手術後の
化学療法 を行う
- 手術以外の主な治療
- 手術ができない進行口腔がん
- 化学療法(シスプラチンなど)+
放射線療法 が有効
- 化学療法(シスプラチンなど)+
- 手術後に以下の
症状 が出た場合はリハビリテーションが必要- 嚥下障害(飲み込みづらい)
構音障害 (話しづらい)
- 手術ができない進行口腔がん
- 長期的な経過
- 病気の進行具合や治療の効果によって異なるが、
5年生存率 は概ね60-80%程度
- 病気の進行具合や治療の効果によって異なるが、