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急性アルコール中毒

アルコールを一度に多く摂取しすぎることで、嘔吐や意識障害などの症状が出現する状態。死に至ることもある

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10人の医師がチェック 116回の改訂 最終更新: 2016.08.12

急性アルコール中毒の基礎知識

急性アルコール中毒について

  • アルコールを一度に多く摂取しすぎることで、嘔吐や意識障害意識に異常が生じた状態の総称で、もうろうとした状態や、不適切な反応をする状態、一切の反応がない状態など多段階の症状が含まれるなどの症状が出現する状態
    • アルコール血中濃度により症状が異なる
    • 重症では意識消失、呼吸不全肺や気道の異常によって、血液中の酸素の圧力が低下していて、全身に必要な酸素が供給できていない状態をきたす
  • アルコールの多量摂取が原因で起こる

急性アルコール中毒の症状

  • 嘔吐
  • 千鳥足になって歩行が困難になる
  • 意識障害意識に異常が生じた状態の総称で、もうろうとした状態や、不適切な反応をする状態、一切の反応がない状態など多段階の症状が含まれる
    • ろれつが回らなくなる
    • すぐに寝てしまう
    • 記憶障害
      ・飲酒中のできごとを記憶していない

急性アルコール中毒の検査・診断

  • 診断は、検査ではなく状況の問診医師が、ある症状や病気についての経過を聞き、質問を繰り返すこと(本人からや、周囲の人から)で行う
  • 血液検査
    • 血液中のアルコール濃度などを調べるために行われることがある
  • 警察官が飲酒運転の取り締まりで使用するような、呼気式のアルコール探知機は病院ではあまり用いられていない

急性アルコール中毒の治療法

  • 基本的な治療法は「アルコールが抜けるのを待つ」
    • 血液中のアルコールの濃度を直接下げることはできないため、肝臓で分解されるのを待つ
    • 急性アルコール中毒に対する治療薬は存在しない
    • アルコールの吸収は非常に早く、また胃の中にも残らないため、胃洗浄も効果的でない
  • 補助的にできることとして、アルコールによって脱水が進みやすいので、水分を補うことに留意する
    • 水を口から飲むのが最も簡便だが、嘔吐や意識障害意識に異常が生じた状態の総称で、もうろうとした状態や、不適切な反応をする状態、一切の反応がない状態など多段階の症状が含まれるによって十分に飲めない場合には、水分の点滴を行うこともある
  • 自分が吐いた吐物で窒息しないよう、上向きではなく横向きの体勢を取らせることも重要
  • 数か月~数年間といった長期間にわたってアルコールを摂取し続けると、急性アルコール中毒ではなくウェルニッケ脳症コルサコフ症候群といった別の脳の病気につながる

急性アルコール中毒の経過と病院探しのポイント

急性アルコール中毒かなと感じている方

急性アルコール中毒では、嘔吐やバランス感覚の低下、意識障害意識に異常が生じた状態の総称で、もうろうとした状態や、不適切な反応をする状態、一切の反応がない状態など多段階の症状が含まれるといった症状が出ます。「このような症状が出たら急性アルコール中毒と診断する」といった基準はなく、軽いものも含めていわゆる酔っ払っている状態は全て急性アルコール中毒であると言えます。したがって、自分または相手が急性アルコール中毒ではないか、ということ自体を心配するような状況はあまり考えにくいところではあります(そのような状況は、すでに急性アルコール中毒であると言って良いと思います)。

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急性アルコール中毒でお困りの方

実際に目の前で沢山飲んだことが明らかで、意識がなくなっている場合にはどのような点に注意すれば良いのでしょうか。おそらく最も判断に困るのは、お酒を飲み過ぎた後に倒れて反応が無くなってしまい、これは救急車を呼ぶべきなのだろうかといったような場面でしょう。明確な判断基準は難しいところですが、最も大切なのは本人の呼吸の様子を確認することです。口元に耳を近づけて、呼吸があるかどうかを確認します。血中のアルコール濃度が上がりすぎると、呼吸抑制と言って、呼吸が浅く、そしてリズムが一定せずゆっくりになります。これは注意すべきサインです。

また、例えば東京都ならば、「#」→「7119」に電話をすると、24時間体制で医療者が窓口になって電話で対応してくれます。また他の県でも似たようなサービスを行っている地域があります。もし知人や家族がお酒の飲み過ぎで倒れたら、誰でもできる応急処置には次のようなことがあります。

・呼吸の確認:ゆっくりでも、定期的な呼吸があることを確認する
・嘔吐の対応:もし吐いても、のどにつまらないように、横向きで寝かせる
・一人にしない:常に誰かが変化を見守る

これらに注意しながら、病院を受診すべきかどうか、救急車を呼ぶべきかどうかで迷われたような場合には、まずはアルコールを摂取していない冷静な方を含めて相談することをお勧めします。

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