加齢黄斑変性のよくある疑問点について:サプリメントの効果、高額療養費制度など
加齢黄斑変性は視覚障害の原因の第4位であり、決して珍しい病気ではありません。
目次
1. 加齢黄斑変性は視覚障害の原因の中でどれくらい多いか?
2005年の調査によれば[1]、加齢黄斑変性は視覚障害(ものが見えなくなる)の原因の第4位でした。一度視力が落ちてしまうと回復が難しいので、ものの見えにくさを自覚した人は、早めにお医者さんに相談するようにしてください。
【視覚障害の原因】
第1位:緑内障
第2位:糖尿病性網膜症
第3位:網膜色素変性
第4位:加齢黄斑変性
2. 加齢黄斑変性の萎縮型と新血管型(滲出型)の割合は?
加齢黄斑変性には
3. 加齢黄斑変性は自然治癒するか?
加齢黄斑変性は自然
4. 加齢黄斑変性の人にオススメの食品について

加齢黄斑変性の予防として抗酸化作用のある栄養素(ビタミンE、ビタミンC、ベータカロチン、亜鉛など)の摂取が勧められています[3]。これらの栄養素を含む食品としては以下があります。
【抗酸化作用のある栄養素を含む食品例】
- ミカン
- 大豆
- 玄米
- ニンジン
- カボチャ
- 牡蠣
- ホウレンソウ
- ケール
- ブロッコリー
- イワシ、サンマ、アジなどの赤身魚
ただ、どの食品もとりすぎは良くありません。健康のためには、さまざまな食品をバランスよく摂取するようにしてください。
5. サプリメントに効果はあるか?
ビタミンC、ビタミンE、ベータカロチン、亜鉛は抗酸化作用があるので、加齢黄斑変性の進行を遅らせる可能性があります[3]。サプリメントとしても発売されているので、加齢黄斑変性が心配な人は、お医者さんと相談してみると良いかもしれません。
6. 高額療養費制度とは?
加齢黄斑変性の治療は高額になることがあります。例えば、VEGF阻害薬の治療を受けている人です。この場合、高額療養費制度の対象になる可能性があります。高額療養費制度とは家計に応じて医療費の自己負担額に上限を決めている制度です。
医療機関の窓口において医療費の自己負担額を一度支払った後に、月ごとの支払いが自己負担限度額を超える部分について後で払い戻しがあります。払い戻しを受け取るまでに数か月かかることがあります。
たとえば70歳以上の人で年収が約370万円から770万円の人では、1か月の自己負担限度額が80,100円+(総医療費-267,000円)×1%と定められています。それを超える医療費は払い戻しの対象になります。
この人の医療費が1,000,000円かかったとします。この場合の自己負担限度額は下記のように計算できます。
自己負担限度額:80,100円+(1,000,000円-267,000円)×1%=87,430円
窓口で払う自己負担額は3割負担で300,000円になります。したがって、払い戻される金額は300,000円-87,430円=212,570円となります。
高額療養費制度についてこちらのコラムも参考にしてみてください。
参考文献
1. 厚生労働科学研究成果データベース MHLW GRANTS SYSTEM
2. 難病情報センター「加齢黄斑変性」
3. 日本眼科医会:加齢黄斑変性の予防 | 知っておきたい加齢黄斑変性―治療と予防―
4. 厚生労働省:高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から)PDF
(2021.3.2閲覧)