かれいおうはんへんせい

加齢黄斑変性

網膜の中心部分(黄斑)が年齢とともに変化する。物が歪んで見えたり失明したりする

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8人の医師がチェック 204回の改訂 最終更新: 2017.06.15

加齢黄斑変性の基礎知識

加齢黄斑変性について

  • 黄斑網膜の中心にあり、視力に大きく貢献している部分。「中心窩」と呼ばれる部分を含むという網膜眼球の内側を覆っている膜。目から入った光は網膜に届き、網膜が明るさや色を電気信号に変えることによって情報が脳に伝達されるの中心部分が年齢とともに障害され、物が見えにくくなっていく病気
  • 遺伝や喫煙などとの関連が指摘されている
    • 欧米では失明の原因の1位と患者数が多い病気
  • 大きく2つに分けられる
    • 萎縮筋肉や内臓などが、やせ衰えて小さくなること
      ・老化とともに網膜のまわりの細胞が縮んでしまい網膜に障害が起こるタイプ
      ・症状の進行は比較的穏やか
    • 滲出型
      ・網膜の外側に異常な血管ができ、破れた血管から血液がにじみ出て網膜にダメージを与えてしまうタイプ
      発症症状や病気が発生する、または発生し始めること後、急速に症状が悪化する

加齢黄斑変性の症状

  • 主な症状
    • 視野の中央が見えにくい
    • 中央が暗く見える
    • ものが歪んで見える
    • 視力が低下する
      など

加齢黄斑変性の検査・診断

  • 視力検査視力を測定する検査。ランドルト環と呼ばれる、アルファベットのCに似た形の向きを答える測定法がある:視力の低下の有無を調べる
  • 眼底検査眼底鏡などの道具を使って、眼の内部にある眼底の状態を観察する検査:瞳を開く目薬を使って、眼底鏡瞳孔から眼の内部を観察するための診察器具。主にレンズとライトからなるで眼の奥にある網膜眼球の内側を覆っている膜。目から入った光は網膜に届き、網膜が明るさや色を電気信号に変えることによって情報が脳に伝達されるの状態を調べる
    • 蛍光眼底専用の機械を用いて、眼の瞳孔から中を覗いた時に見える部位。眼底には網膜や血管などが見える造影造影剤と呼ばれる注射薬を使用して、そのままでは画像検査で写りにくいものが写るようにすること検査を行う場合もある
      ・静脈から造影剤を入れて、網膜に新しい血管ができていないか調べる
      ・フルオレセイン造影検査とインドシアニングリーン造影検査という2種類の検査方法がある
  • アムスラー検査:物が歪んで見えているかどうか調べる
  • 光干渉断層計検査:特殊な機械を使って、網膜の断面を調べ、新しい血管がないか詳しく調べる

加齢黄斑変性の治療法

  • 萎縮筋肉や内臓などが、やせ衰えて小さくなること型は今のところ治療法がない
  • 滲出型は場合によっては以下の治療法が有効
    • 薬物治療
      ・眼に注射(抗VEGF薬)をして、新しい不要な血管が増えすぎてしまうことを予防する
      ・視力改善が得られる場合もあるが、現状では完治させることは難しい
    • 光線力学的療法(レーザー治療のひとつ)
  • 予防には禁煙が最も有効

加齢黄斑変性の経過と病院探しのポイント

加齢黄斑変性かなと感じている方

加齢黄班変性もともとの状態から、臓器の性状が変わること。多くの場合、何らかの病気の影響で、正常な機能が失われる状態に変化していくことが多いは、加齢とともに網膜眼球の内側を覆っている膜。目から入った光は網膜に届き、網膜が明るさや色を電気信号に変えることによって情報が脳に伝達されるの中心部が障害されて、視力が低下したり物が歪んで見えたりする疾患です。視力低下だけでなく、視野の中央が黒く抜けて見えたり、また真っ直ぐのはずのものが歪んで見えたりする場合には加齢黄班変性の可能性があります。ただし、このような症状を呈する目の病気は他にもありますので、ご心配になった場合にはご自身で判断せずに、まずは一度お近くの眼科クリニックを受診されることをお勧めします。

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加齢黄斑変性でお困りの方

加齢黄班変性もともとの状態から、臓器の性状が変わること。多くの場合、何らかの病気の影響で、正常な機能が失われる状態に変化していくことが多いは、根本的な治療が未だ難しい疾患の一つです。レーザー治療でそれ以上の進行を予防させることは行われていますが、それでも徐々に病状は進行していきます。

その他には、眼の中で余分な血管が広がりすぎることを防ぐための眼内注射もあります。完全に根治できる治療というわけにはいかないのですが、治療が奏功すれば視力がやや改善することがあります。注射一本が十数万円と高額な治療となるため、高額療養費制度を活用するなど、担当医と十分に相談の上で行う必要があります。

加齢黄班変性の方でも病状によってこの薬を使用できる場合とそうでない場合がありますので、まずは主治医と相談の上で細かな検査を行う必要があります。眼科クリニックでも対応可能なところもありますし、必要があれば大病院を紹介してもらうことができます。もしかかりつけの眼科がすでにあるようであれば、専門病院を受診するとしても、そこから診療情報提供書前の病院で行われた検査や治療、経過をまとめて、他の医療機関へ引き継ぐための資料。俗に「紹介状」と呼ばれているものを指す紹介状前の病院で行われた検査や治療、経過をまとめて、他の医療機関へ引き継ぐための資料。正式名称は「診療情報提供書」)をもらった上で受診することをお勧めします。加齢黄班変性の治療を選択する上で普段の様子やその他の病気の有無、検査結果はとても参考になりますし、診療情報提供書がないと基本的な検査を一からやり直すことになってしまうためです。

現在の日本の医療体制では、「通院は近所のかかりつけ医、入院は地域の総合病院内科、外科、小児科、産婦人科など主要な科が揃っている病院のこと。現在、明確な定義はない」といった分業と、医療機関同士の連携が重視されています。重症の患者さんが安心していつでも総合病院にかかれるように、総合病院でなくとも診療が行える病状の方はできるだけ地域のクリニックを受診してもらって住み分けを行うという形です。これには、地元に自分のかかりつけ医(主治医)を作ることで、その人の病状全体が把握できるというメリットもあり、必要あればその都度、病気ごとに専門の医師や医療機関と連携して診療を行います。

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