えふでぃーぴー(ふぃぶりん/ふぃぶりのげんぶんかいさんぶつ)、でぃーだいまー
FDP(フィブリン/フィブリノゲン分解産物)、Dダイマー
1人の医師がチェック 1回の改訂 最終更新: 2025.09.24

基準値(参考)

FDP:5 μg/mL以下
Dダイマー:1.0 μg/mL以下

数値が高いとき

深部静脈血栓症血栓塞栓症、播種性血管内凝固症候群DIC) など

詳細

私たちの身体には、出血してしまったときに血を止めるための働きが備わっています。この働きを「凝固系」と言います。凝固因子という物質が働いて、最終的にフィブリノゲンからフィブリンというタンパク質が作られ、血栓となることで血が固まります。
一方で、長時間血管に血栓があると、血液の流れが滞ってしまうため、凝固系と同時にフィブリンやフィブリノゲンを溶かす働きも備わっています。その働きを「線溶系」といいます。
線溶系には、一次線溶と二次線溶という2つの種類があります。一般的に、線溶とは二次線溶のことを指しており、プラスミンという酵素によってフィブリンが溶かされます。一方で、一次線溶は線溶がかなり活発なときに起こるもので、フィブリンに変わる前のフィブリノゲンもプラスミンによって溶かされます。
FDPは、フィブリンやフィブリノゲンがプラスミンによって溶かされたときに生じる物質で、一次線溶と二次線溶の両者がどれくらい起こっているかを表しています。Dダイマーは、フィブリンの中でもさらに一部の安定化フィブリンという物質が溶かされたときに生じる物質で、二次線溶がどれくらい起こっているかを表しています。

数値が高いとき

FDPやDダイマーが基準値よりも高いとき、身体のどこかで血栓が溶けているということを表しています。
例:深部静脈血栓症、肺血栓塞栓症、播種性血管内凝固症候群DIC) など